○徳島大学医学部放射線障害予防規程

平成17年7月15日

医学部長制定

徳島大学医学部放射線障害予防規定(平成13年4月1日医学部長制定)の全部を改正する。

(目的)

第1条 この規程は,徳島大学における放射線障害の防止に関する管理規則(平成13年規則第1615号。以下「管理規則」という。)第8条第1項の規定に基づき,医学部(大学院医歯薬学研究部総合研究支援センター動物資源研究部門を含む。以下同じ。)におけるエックス線装置等の取扱い及び管理に関する事項を定めることにより,放射線障害を防止し,安全を確保することを目的とする。

(用語の定義)

第2条 この規程において,次の各号に掲げる用語の意義は,それぞれ当該各号に定めるところによる。

(1) エックス線装置 管理規則第4条第4号に規定する装置をいう。

(2) 管理区域 管理規則第4条第6号に規定する医学部長が指定する区域をいう。

(3) 放射線業務従事者 管理規則第4条第7号に規定する者をいう。

(4) 一時立入者 管理規則第4条第8号に規定する者をいう。

(5) 所属部局 管理規則第4条第10号に規定する部局をいう。

(障害防止の総括)

第3条 医学部長は,医学部における放射線障害の防止について総括する。

(障害防止の組織)

第4条 医学部における放射線障害の防止に関する業務の組織は,次のとおりとする。

画像

(放射線安全管理委員会)

第5条 管理規則第7条第2項の規定に基づき,医学部に,医学部放射線安全管理委員会(以下「委員会」という。)を置く。

2 委員会は,医学部における放射線障害の防止に関する事項について審議する。

3 委員会の組織その他必要な事項は,医学部長が別に定める。

(作業主任者及び責任者)

第6条 管理規則第10条第5項の規定に基づき,医学部の管理区域ごとに,放射線障害の防止についての措置を行わせるため,エックス線作業主任者(以下「作業主任者」という。)を置く。

2 管理規則第10条第7項の規定に基づき,医学部のエックス線装置又は電子顕微鏡ごとに,その管理を行わせるため,放射線安全管理責任者(以下「責任者」という。)を置く。

3 作業主任者は,エックス線作業主任者免許を有する者のうちから,医学部長が命ずる。

4 責任者は,その職務に必要な知識・能力を有すると認められる者のうちから,医学部長が命ずる。

5 医学部長は,作業主任者及び責任者がこの規程に基づいて行う意見具申を尊重しなければならない。

6 医学部長は,作業主任者及び責任者が旅行,疾病その他の理由によりその職務を行うことができないときは,その期間中その職務を代行させるため,第3項に規定する作業主任者又は第4項に規定する責任者としてそれぞれ必要な資格を有する者のうちから,作業主任者及び責任者の代理者を命じなければならない。

(作業主任者及び責任者の職務)

第7条 作業主任者及び責任者は,医学部における放射線障害の防止に係る措置に関し,次の各号に掲げる職務を行う。

(1) 医学部放射線障害予防規程の制定及び改廃への参画

(2) 立入検査時の立会い

(3) 異常及び事故の原因調査への参画

(4) 医学部長に対する意見の具申

(5) 関係者への助言,勧告及び指示

(6) その他放射線障害防止に関する必要事項

2 作業主任者及び責任者は,エックス線装置及び電子顕微鏡の使用及び保管等の管理を行う。

3 作業主任者及び責任者は,電離放射線障害防止規則(昭和47年労働省令第41号。以下「電離則」という。)に基づく届出等の事務手続,その他関係官庁との連絡等事務的事項に関する業務を行う。

(放射線業務従事者の登録)

第8条 放射線業務従事者になろうとする者は,所属部局の長に登録の申請をしなければならない。

2 所属部局の長は,前項の申請のあった者に対し,登録前に第16条第1項に規定する教育訓練及び第17条第1項に規定する健康診断を受けさせなければならない。

3 所属部局の長は,前項の教育訓練及び健康診断の終了を確認した後,名簿登録を行い,その写しを医学部長及び放射線総合センター長(以下「センター長」という。)に送付するとともに,名簿に登録した者(以下「登録者」という。)に放射性同位元素等取扱者手帳及び証明書を交付するものとする。

4 登録の有効期間は,当該年度限りとする。

5 登録の更新を受けようとする者は,第1項に規定する手続きをしなければならない。

(使用の承認)

第9条 前条第3項の規定による登録者が,当該年度に初めて医学部の管理区域に立ち入ろうとするとき又はエックス線装置を使用しようとするときは,あらかじめ所属部局の長を通じて医学部長に申請を行い,承認を得なければならない。

2 所属部局の長は,前項の承認を得た者に,個人被ばく線量計を交付するものとする。

(遵守事項)

第10条 前条第1項の承認を受けた者は,医学部長が定める諸規則を遵守し,安全に使用することを心がけなければならない。

(エックス線装置等の使用)

第11条 エックス線装置又は電子顕微鏡(以下「エックス線装置等」という。)を使用する者は,作業主任者又は責任者の指示に従い,次の各号に掲げる事項を厳守しなければならない。

(1) 操作に先立ち,利用線錐内又は漏えい線錐内に人が立ち入っていないことを確認すること。

(2) 使用中は,登録者又はこれに準ずる者で医学部長が認めたもの以外の者にエックス線装置等を取り扱わせないこと。

(3) 使用中は,防護つい立てその他の遮蔽物を用いること。

(4) 使用中又は点検のために電力が供給されている場合には,放射線装置室の出入口に運転中であることを示す標識を掲げること。

(5) 使用に係る事項を所定の記録簿に記録すること。

(6) 使用中は,個人被ばく線量計を着用すること。ただし,電子顕微鏡の使用については,この限りでない。

(設置,変更及び廃棄)

第12条 医学部長は,エックス線装置等を設置し,変更し,又は廃棄する必要が生じたときは,あらかじめ委員会に報告後,遅滞なくセンター長及び学長に報告しなければならない。

2 廃棄するエックス線装置等は,廃棄業者に確実に引き渡すことにより廃棄しなければならない。

(定期点検等)

第13条 作業主任者及び責任者は,徳島大学放射線安全管理委員会が定めるところにより,1年を超えない期間ごとに1回以上エックス線装置等の定期点検を行い,必要に応じ修理等の措置を講ずるとともに,注意事項を掲示しなければならない。

2 作業主任者及び責任者は,前項の点検結果及び講じた措置について取りまとめ,毎年4月1日から翌年の3月31日までの期間について,点検等の記録書を作成し,委員会及び医学部長に報告するとともに,センター長に提出する。

(下限数量以下の非密封放射性同位元素の使用)

第14条 管理規則第14条第4項の規定に基づき,下限数量以下の非密封放射性同位元素は,同規則第2条に規定する放射線施設の管理区域外で使用してはならない。

(個人被ばく線量の測定)

第15条 所属部局の長は,エックス線装置を使用する者に対して適切な個人被ばく線量計を着用させ,次の各号に掲げるところにより個人被ばく線量を測定し,その結果を記録しなければならない。ただし,個人被ばく線量計を用いて測定することが著しく困難な場合は,計算によってこれらの値を算出するものとする。

(1) 個人被ばく線量の測定は,外部被ばくによる線量について行うこと。

(2) 胸部(女子(妊娠の可能性のない者を除く。)にあっては腹部)について1センチメートル線量当量及び70マイクロメートル線量当量について行うこと。

(3) 前号のほか,頭部及びけい部から成る部分,胸部及び上腕部から成る部分並びに腹部及び大たい部から成る部分のうち,外部被ばくによる線量が最大となるおそれのある部分が胸部及び上腕部から成る部分(前号において腹部について測定することとされる女子にあっては腹部及び大たい部から成る部分)以外の部分である場合は,当該部分についても行うこと。

(4) 人体部位のうち,外部被ばくによる線量が最大となるおそれのある部位が,頭部,けい部,胸部,上腕部,腹部及び大たい部以外の部位である場合にあっては,前2号のほか,当該部位についても行うこと。

(5) 測定は,エックス線装置を使用している間継続して行うこと。

2 前項の測定結果の記録は,次の各号に掲げる項目について行わなければならない。

(1) 測定対象者の氏名

(2) 測定をした者の氏名

(3) 個人被ばく線量計の種類及び形式

(4) 測定方法

(5) 測定部位及び測定結果

3 所属部局の長は,第1項の測定結果について,4月1日,7月1日,10月1日及び1月1日を始期とする3月ごと,一の年度ごと並びに本人の申出等により所属部局の長が妊娠の事実を知ることとなった女子にあっては妊娠中毎月1日を始期とする1月ごとに集計し,所定の記録簿に記録しなければならない。

4 所属部局の長は,第1項の測定結果から実効線量及び等価線量を算定し,4月1日,7月1日,10月1日及び1月1日を始期とする3月ごと,一の年度ごと並びに妊娠中の女子及び1月間に受ける実効線量が1.7ミリシーベルトを超えるおそれのある女子にあっては毎月1日を始期とする1月ごとにそれぞれ記録しなければならない。

5 所属部局の長は,前項による実効線量の算定の結果,一の年度の実効線量が20ミリシーベルトを超えた場合は,当該年度以降は,当該年度を含む5年ごとの累積実効線量(前項により一の年度ごとに算定された実効線量の合計をいう。)を当該期間中毎年度集計し,記録しなければならない。

6 所属部局の長は,1日における外部被ばくによる線量が1ミリシーベルトを超えるおそれのある者については,第1項の測定結果を毎日確認しなければならない。

7 所属部局の長は,前各項の測定等の結果を記録の都度,医学部長及びセンター長に報告するとともに,記録の写しを本人に交付しなければならない。

8 所属部局の長は,エックス線装置を使用した者の当該期間の実効線量及び等価線量が電離則に定める限度を超えるときは,遅滞なくその旨を学長に報告しなければならない。

(教育訓練)

第16条 センター長は,徳島大学放射線安全管理委員会が策定する基本方針に従い,次の各号に掲げる項目について,第8条第1項の規定による登録の申請者に対しては登録前に,放射線業務従事者に対しては1年を超えない期間ごとに教育訓練を行わなければならない。

(1) 放射線の人体に与える影響

(2) エックス線装置の安全取扱い

(3) 放射線障害の防止に関する法令

(4) 管理規則及び医学部放射線障害予防規程

(5) その他放射線障害の防止に関して必要な事項

2 医学部長は,この規程及びエックス線装置の使用に係る事項を教育訓練の一環として周知するとともに,医学部において放射線障害が発生することを防止するために必要な事項について教育を行うものとし,終了後,所定の記録簿に記録するとともに,センター長に通知するものとする。

3 一時立入者については,第1項各号に掲げる項目のうち,医学部長が必要と認める項目について教育訓練を行い,終了後,所定の記録簿に記録する。

4 第1項及び第2項の規定にかかわらず,第1項各号に掲げる項目の全部又は一部に関し十分な知識及び技能を有しているとセンター長が認める者に対しては,当該項目についての教育訓練を省略することができる。

5 センター長は,教育訓練を受けた者の氏名その他必要な事項を所定の記録簿に記録するとともに,医学部長及び所属部局の長に通知するものとする。

(健康診断等)

第17条 所属部局の長は,第8条第1項の規定による登録の申請者に対しては登録前に,放射線業務従事者に対しては6月を超えない期間ごとに1回以上健康診断を行わなければならない。

2 所属部局の長は,エックス線装置を使用した者が実効線量限度又は等価線量限度を超えて放射線に被ばくし,又は被ばくしたおそれのあるときは,遅滞なく臨時の健康診断を行わなければならない。

3 前2項に定めるもののほか,エックス線装置により放射線障害を受け,又は受けたおそれのある者があるときは,所属部局の長は,遅滞なく臨時の健康診断を行わなければならない。

4 医学部長は,前2項の該当者の氏名を所属部局の長に通知するものとする。

5 健康診断は,所属部局の長から通知する該当者について,保健管理・総合相談センターにおいて実施する。

6 健康診断の方法は,問診及び検査又は検診とする。

7 健康診断は,次の各号に掲げる項目について行うものとする。

(1) 問診(被ばく経歴の評価)

(2) 次の部位及び項目についての検査又は検診

ア) 末しょう血液中の血色素量又はヘマトクリット値,赤血球数,白血球数及び白血球百分率

イ) 皮膚

ウ) 

8 前項第2号に規定する検査又は検診については,次の各号に掲げる区分に応じ,実施又は省略することができる。ただし,初めてエックス線装置を使用する前の健康診断にあっては,同号のア及びの検査又は検診を省略することができない。

(1) 前年度の実効線量が5ミリシーベルト未満であり,かつ,当該年度の実効線量が5ミリシーベルトを超えるおそれのない者は,産業医が必要と認めるときに限り検査又は検診の全部又は一部を実施するものとする。

(2) 前号以外の者で,産業医が必要でないと認めるときは,検査又は検診の全部又は一部を省略することができる。

9 所属部局の長は,健康診断の結果を対象者ごとに記録し,医学部長,センター長及び本人に通知するとともに,放射線障害を受け,又は受けたおそれのある者があるときは,学長に報告しなければならない。

(保健上の措置)

第18条 医学部長は,放射線障害を受け,又は受けたおそれのある者について,産業医の意見を徴して,その程度に応じ,エックス線装置の使用制限,禁止その他の保健上必要な措置を講ずるものとする。

(記録等の保存)

第19条 次の表の左欄に掲げる者は,中欄に掲げる記録簿等を整理し,毎年3月31日にその記録等を閉鎖して,閉鎖後,右欄に掲げる期間保存するものとする。

医学部長

第9条第1項第11条第5号第12条第1項第13条第2項第16条第2項・第3項,第20条及び第21条第4項の規定に基づく記録

5年

所属部局の長

第8条第3項の規定に基づく記録

5年

第15条第2項・第3項・第4項・第5項及び第17条第9項の規定に基づく記録

永年

センター長

第16条第5項に基づく記録

5年

2 作業主任者及び責任者は,エックス線装置等の設置,変更,廃棄及び点検に関する記録をしなければならない。

3 作業主任者及び責任者は,前項に定める記録を年度ごとに閉鎖し,閉鎖後5年間保存しなければならない。

(事故届)

第20条 医学部長は,エックス線装置等の盗取又は所在不明等放射線障害が発生し,又は発生するおそれのあるときは,直ちにその旨をセンター長及び学長に報告しなければならない。

(緊急時及び災害時等の措置)

第21条 震度4以上の地震,火災その他の災害が起こったときには,作業主任者又は責任者は,別に定める医学部緊急連絡網により関係者に連絡するとともに,状況に応じてエックス線装置等の点検を行い,その結果を医学部長及びセンター長に報告しなければならない。

2 前項の災害及び事故等により,放射線障害が発生し,又は発生するおそれのある事態を発見した者は,医学部緊急連絡網により関係者に連絡するとともに,次の緊急作業に従事し,又はこれに協力しなければならない。

(1) 火災の場合の初期消火

(2) 避難の警告

(3) 放射線障害を受けた者又はそのおそれのある者の救出

3 作業主任者又は責任者は,前項の連絡を受けたときは,直ちに医学部長に連絡するとともに,放射線障害を防止するために必要な措置を講じなければならない。

4 医学部長は,前項の連絡を受けたときは,災害及び事故等並びにそれに対する措置について遅滞なくセンター長及び学長に報告しなければならない。

(委任)

第22条 この規程の実施に関する必要な事項は,委員会の議を経て医学部長が別に定める。

附 則

1 この規程は,平成17年7月15日から施行し,平成17年6月1日から適用する。

2 前項の規定にかかわらず,次の表に掲げる規定,別表(第13条第22条関係)及び医学部緊急連絡網は,平成17年7月1日から適用するものとし,適用までの間は,なお従前の例による。

附 則(平成18年3月9日改正)

この規程は,平成18年4月1日から施行する。

附 則(平成19年3月8日改正)

この規程は,平成19年4月1日から施行する。

附 則(平成19年9月20日改正)

この規程は,平成19年10月1日から施行する。

附 則(平成20年3月21日改正)

この規程は,平成20年4月1日から施行する。

附 則(平成21年3月19日改正)

この規程は,平成21年4月1日から施行する。

附 則(平成22年3月11日改正)

この規程は,平成22年4月1日から施行する。

附 則(平成23年1月13日改正)

この規程は,平成23年4月1日から施行する。

附 則(平成25年6月24日改正)

この規程は,平成25年7月1日から施行する。

附 則(平成25年12月18日改正)

この規程は,平成26年1月1日から施行する。

附 則(平成27年3月17日改正)

この規程は,平成27年4月1日から施行する。

附 則(平成28年3月17日改正)

この規程は,平成28年4月1日から施行する。

徳島大学医学部放射線障害予防規程

平成17年7月15日 医学部長制定

(平成28年4月1日施行)

体系情報
大  学/第2編 学部,研究科及び大学院教育部,研究部/第2章 医学部
沿革情報
平成17年7月15日 医学部長制定
平成20年3月21日 種別なし
平成21年3月19日 種別なし
平成22年3月11日 種別なし
平成23年1月13日 種別なし
平成25年6月24日 種別なし
平成25年12月18日 種別なし
平成27年3月17日 種別なし
平成28年3月17日 種別なし