2017年 見学会報告

 

日時:平成29年10月7日(土)

見学先:黄桜株式会社伏水蔵、島津製作所、漢字ミュージアム

 

 見学会の朝、今にも雨が降りそうな空模様の中、8時に京都へ向かって出発致しました。今年は土曜日に見学会を設定したところ59名の方々の参加を戴き、徳島駅から54名、松茂から5名が乗車されバス2台でゆったりとした旅行となりました。三連休の初日で高速道路の混雑も予想されましたが、ベテラン運転者さんは道路を選びほぼ予定通り11時過ぎに京都の黄桜伏水蔵に到着しました。車中では雨が降ったり止んだりでしたがバスを降りる時には傘が不必要でした。

 黄桜伏水蔵では最初に日本酒が出来る工程のビデオを20分程見て見学に入りました。施設は新しく5階では見学通路から酒造米、麹、酵母の解説を聞き、次の「麹、酛、造り」という酒造りで一番重要な蒸した米をこねている工程は本日ラインが休みで見ることが出来ませんでした。次に地ビールの紹介や最新式の缶ビール充填ライン、地ビール醸造所などを見て回りレストランへと降りてきました。入り口に試飲コーナーがあり様々なクラスの日本酒から地ビールまで有料で戴くことが出来ました。昼食はさすがに京都と思わせる上品な弁当でおいしく戴きました。ここでは日本酒に関係する様々な商品を販売しており土産を買い求め、記念撮影の後バスに乗り込みました。

 島津製作所創業記念資料館は幕末池田屋に潜伏していた攘夷派を新選組が襲ったという歴史上有名な京都三条にあります。東京に遷都が行なわれ衰退に見舞われた京都は欧米の最新技術の導入で復興をめざし次々に産業を興しました。現在では島津製作所の他に京セラ、オムロン、村田製作所、日本電産、任天堂、ワコールなど日本を代表する会社が生まれています。この地で仏具製造業を営んでいた島津源蔵は近くの舎密局(現理化学研究所)で知識を深め教育用理化学器機製造を始めました。また医療用X線装置、蓄電池など新分野を切り開き事業の基礎を築きました。創業から140年間「科学技術で社会に貢献する」と言う創業の精神で分析計測機器、医療機器、航空・産業機器、環境エネルギー分野など幅広い事業を展開しています。館内には田中耕一さんのノーベル賞受賞の技術や創業以来製造してきた理化学機器、資料などを展示して島津製作所の歩みを紹介しています。案内して戴いた若い女性社員の軽妙な話術と深い知識に驚かされ紹介された島津製作所の先人のすごさを体験しました。この会社には大企業が陥るデーターの改ざんなどの不祥事は発生しないという思いを強くしました。

 最後に訪れたのが祇園に昨年オープンした日本漢字能力検定協会が運営する漢字ミュージアムです。漢字を見て触れて遊ぶ様々な展示・体験を通じて学ぶことが出来ます。亀甲文字から始まる中国漢字の歴史、日本に伝わり独自に発展し変化してきた歴史を紹介しています。体験コーナーではタッチパネルを使った漢字クイズ、自分の身体を使っての漢字表現、子供が喜ぶ映像やグラフィックの仕掛けもあります。今年一年の世相を漢字で表す清水寺の貫主による「今年の漢字」も実物が展示されていました。

 一日の見学会を終え帰路につき大鳴門峡を渡る頃には眩しいほどの夕日が沈むところでした。楽しい見学会は予定通り19時30分、徳島駅に到着し思い思いのお土産を下げて無事解散となりました。

(精密49 宮本良之)

2017年 徳島支部見学会

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