理事長挨拶

大坪理事長
 工業会会員の皆様方には、様々な分野においてご健勝でご活躍のこととお慶び申し上げます。また日頃の工業会活動に多大のご理解ご協力をいただき有難うございます。
 平成30年度の総会におきまして、内藤前理事長の後を受け理事長を拝命いたしました大坪でございます。これから2年間、坂東、林、長尾副理事長そして理事、会員の皆様方のご支援ご協力をいただきながら、工業会の伝統を守り魅力ある活動をおこなうべく、微力ながら一生懸命務めさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。
 少子高齢化が急速に進むなか、大学も国からの競争原理に基づく運営改革をせまられ、交付金の低減や人事凍結などに陥っております。母校徳島大学においても程度の差こそあれ同様な状況と伺っております。実に母校の存続にかかわる大変な状況です。このようななか、母校では学長自らトップマネージメント、トップセールスにより自前で稼ぐ大学を目指しております。
 一方、われわれ工業会はこの春916名の卒業生(会員)、725名の新入学生(準会員)を迎え、会員3万名を超える大きな組織に発展してます。これまでの先輩諸氏のご努力ご貢献のおかげであります。ただ今まで以上に急激に変化する社会環境のなか、従来どおりの組織を従来どおりに続けてゆくことがなかなかに難しい時代となっております。伝統ある工業会存続発展の為に、将来を見据え、どう変化し、どのような方策をとっていかなければならないか難しい課題に直面しております。会員の皆様方とともに良く考え良い方向に進めて行く必要がございます。一昨年大学側から現在ある学部別の8同窓会を核にした全学同窓会構想の案がでておりました。これにつきましては各同窓会からそれぞれの独立性の維持など様々な意見が出、再度あるべき姿についてじっくり考えて行こうとなりました。ただこれも将来に向けての同窓会組織のひとつの方向性かと思います。
 さて、母校では、本年4月に「産業院」開設がされております。産学連携に組織的に取り組み研究開発等の成果で資金獲得につなげる狙いです。もちろんこの成果は大学と企業が共に手にするものです。この計画などは積極的に工業会が大学と企業を橋渡しし、大学に貢献するとともに会員相互のつながりなども深める良い機会と考えます。具体的にはこれからですが、母校存続と工業会発展のため会員の皆様方の御協力、御支援を強く必要とすることになると思います。よろしくお願いいたします。
 このような変革期においては、会員の皆様方の親睦はもちろんとしまして、これまで以上の会員間の強いつながりやネットワークが重要になってきます。工業会活動の核となるのは各支部での若い会員達も加わった活発な活動です。このため各支部ではいろいろな工夫、ご努力をされておられます。しかしまだまだ若い会員の参加が少ないのが現状です。若い人にとって人生の先輩、仕事での先輩、そして専門での先輩、人脈等々頼りになる多くの先輩達との交流はとても楽しく、大変有意義なものです。ぜひ若い会員の皆様の積極的な工業会活動への参加を期待しております。
 またこれまで会員の方が大勢おられながら、工業会としての組織的活動やサービスが無かった地域の支部設立をすすめております。山陰地区(島根、鳥取県)と北陸地区(福井、石川、富山県)です。現在活動の中心となっていただく方々に設立に向けた準備をお願いしております。近々新支部の活動仲間やネットワークがさらに増えることを今から楽しみにしております。
 日本産業の将来をささえる人材教育、研究開発をになう理工学部、生物資源産業学部への応援団として、また工業会を将来さらに発展させてくれるであろう後輩たちへの支援、それらをささえる工業会会員の皆様方の活動と強いつながり、これが工業会の存在意義です。どうか今後とも工業会活動に会員の皆様方の一層のご支援、ご理解をお願いいたします。
 最後になりましたが、徳島大学工業会の更なる発展と会員皆様のご健勝ご活躍を祈念し理事長就任の御挨拶とさせていただきます。
大坪 潤一郎(化工44年卒)