先輩留学生に聞く「LE THI THANH TAM」

先輩に聞く

 

大学院栄養生命科学教育部・博士後期課程2年
LE THI THANH TAM
ベトナム社会主義共和国

Thanh

私はベトナムで、ハノイ農業大学を卒業し、国立農業研究所で働いていました。世界でよく知られた農業大学は、たいていの場合栄養学科が設置されています。「ここから輩出される若い女性の研究者たちは、栄養学において世界のリーダーとして活躍できるでしょう」と武田英二教授がおっしゃるように、特に徳島大学の大学院栄養生命科学教育部は、日本の栄養学研究において最も広く知られています。このような理由から、私は徳島大学の予防環境栄養学分野での留学を志願しました。幸運にも留学は許可され、また2009年10月から博士後期課程の研究を始めるための援助も日本政府から頂いております。

安全な食品を探るため、私たちの研究室の主な目的は、消毒薬や抗生物質を使わず、また食品の品質低下もない、効果的で安全な消毒システムの開発・提供です。安全な食品は国民の健康を保つために重要な役割をしているという認識があるにも関わらず、医療技術が目覚ましく進歩しているこの時代において、第三世界に属する発達途上国はもとより、日本のような先進国でさえも食中毒は現在も頻繁に発生しています。それゆえ、私たちの学科・研究室では、将来新しい治療法を確立するために、食中毒のメカニズムを分析・研究しています。そして私の研究目的は、この目的に少しでも貢献することです。

私は、帰国後、ベトナムの人々のための安全な食品や、栄養学の研究に少しでも貢献できるよう、博士後期課程の研究を通して、最新技術や生命科学の進むべき道を明確に掴むために、研究を行っています。私が日本で学んだことは、学部生から教授まで、あらゆる人々から学び、全力で取り組み、研究・実験や社会的行動において一見重要とは思われないが、実際は必要不可欠なものに注意を払うことです。これらは私の友人や尊敬する教授から教えられたもので、おかげで初めてここに来た時から私は大きく変わることができました。私自身成長し、またなぜ日本が技術の発展を遂げたのかを理解することができました。日本人の尊敬に値する研究の心構えは、「一生懸命、そして慎重に」です。