改組の趣旨

21世紀の社会に求められている持続可能な共生社会を構築するためには、われわれの自然観・社会観を正すことが不可欠である。従来の人文・社会・自然系等の学問分野に細分化された状態を越えて、諸科学の総合・融合を図り、学問の全体性を実現することが必要である。

大学院は総合科学教育部(博士前期課程および博士後期課程)を設置して、より高い教育研究活動の展開を図る。現在の大学院人間・自然環境研究科は発展的に解消し、その教育研究機能は新組織が継承する。

これと同時に、総合科学部を改組し、諸科学の総合・融合を一層展開しやすくすることを旨として、教育基礎組織を再構築する。総合・学際的および基盤的教育研究の二つの課題を学部教育段階から行い、かつ、その趣旨をさらに明確に示すため、総合科学部を、現在の人間社会学科・自然システム学科の2学科10 コースから、「人間文化学科」、「社会創生学科」、「総合理数学科」の3学科7コースに改組する。

総合科学部の特徴は総合科学の推進にある。総合・学際的教育研究および基盤的教育研究の二つの課題を同時に追究して、諸科学の包括的な展開を学部段階から行っている。その趣旨を一層明確にして、社会の要請に的確に応えるため、基盤的学科を再編して内部の融合を高める。総合科学部は全学共通教育を中心的に担当していることから、諸科学の包括的展開は不可欠である。そこで、文系・理系の基盤的な学問を編成して、その教育体制を担保する。

また、実践的な課題で学際的な教育研究を推進するために「社会創生学科」を新設する。現代的課題に即応して各学科が機能を分担実施することによって、総合科学部が全体として総合科学の教育研究組織としての性格を強めるために、2学科を3学科に再編する。