薬物乱用について

近年、一部の大学生の大麻栽培、所持などの大麻取締法違反事件が社会問題化しています。違法薬物の使用、所持は法律違反であるばかりでなく、軽い気持ちでの一回の使用が依存となるため、長期間の乱用につながり、身体、精神に不可逆な後遺症を残すおそれがあるのです。

 

ここでは、代表的な違法薬物である大麻と覚醒剤の依存について説明しましょう。

 

大麻も覚醒剤も依存性薬物です。依存性薬物は精神依存、つまりその薬物を使用せずにはいられなくなる状態をきたします。覚醒剤はさらに身体依存をもたらし、これは薬物の使用を中止すると離脱症状が出現するために使用を続けることになってしまう状態を生じます。

 

大麻を使用すると酩酊感、陶酔感とともに錯覚や幻覚が出現します。行動は衝動的となり、不穏・興奮・不機嫌状態が誘発されることがあります。慢性的に使用すると身体的には免疫の低下や白血球の減少などを、精神的には独特の妄想や異常行動、思考力低下を引き起こすため、普通の社会生活が送りにくくなり、場合によっては犯罪の原因となることもあるのです。

 

覚醒剤の依存はさらに深刻で、急性中毒としては興奮,気分高揚,不安・焦燥感、不眠、食欲減退、振戦、頻脈・血圧上昇などがあり、薬効が切れてきたときに不快感、脱力、抑うつ気分、疲労感などの症状が出現します。また、慢性使用の症状としては、意欲減退、感情不安定、易怒性に加え、幻覚妄想状態が引き起こされ、特に周囲の人に監視されている、あざ笑われている、脅迫・迫害される、殺傷されるなどの妄想をもつことが多く、防衛の目的で傷害などの犯罪行為に及んでしまうことが見られるのです。さらに、乱用をやめても、フラッシュバックといって使用していたときに似た幻覚妄想などが体験されることがしばしばあります。

 

正確な知識をもち、違法な依存性薬物には手をださないことが最も大切なことです。

以下のホームページなども参考にしてください。