うつかな?と思ったら・・・

うつ病、うつ、プチうつ・・・。「うつ」が随分知られるようになってきたとともに、様々な言い回しがあちこちでみられます。そして保健管理部門にも「うつかもしれない」と自分で受診したり、「友達がうつのように見えるので心配で・・・」と本人に付き添って相談に来てくれたりすることもみられるようになってきました。

 

うつ病とは

実はうつ病の平均発症年齢は20歳代なのです。そして、生涯有病率は約7%といわれていて、学生の皆さんにとっても、身近な疾患であることがわかると思います。けれども、身近でありながら分かりにくいのが、受診や治療が遅れやすい原因になっているようです。特に学生の皆さんにとっては、「心が弱いから落ち込んだり、無気力になったりしている」「このぐらい自分で乗り越えられるべき」「単に逃げているだけ」・・・などの発想と結びつきやすいのだと思います。うつ病では次に挙げるような症状がみられます。

 

  1. 気分が落ち込む(小児や青年ではいらだたしい気分もありえる)
  2. ほとんどすべての活動に興味、喜びを感じない
  3. 体重減少あるいは体重増加。または食欲減退または増加
  4. 不眠または睡眠過多
  5. 落ち着きなくそわそわする、または会話や動作が遅くなる
  6. 疲労感、気力の減退
  7. 自分がだめな人間のように感じたり、罪悪感をもつ
  8. 思考力や集中力の減退、決断困難
  9. 死ぬことや自殺することについて繰り返し考えてしまう

 

1~9の5つ以上が同じ時期にほぼ毎日2週間以上あるとうつ病の疑いがあります。2つ以上みられる時も要注意です。

うつ病はれっきとした病気なので、早期治療に勝ることはないのです。

 

うつ病以外にも"うつ"がある

その他、うつ病以外でも、うつ状態がみられます。適応障害でみられるうつ状態、双極性障害(躁うつ病)にみられるうつ状態、パーソナリティ障害に伴ううつ状態、発達障害(広汎性発達障害やADHD)に伴ううつ状態などがあります。

                      

それぞれの疾患によって、少しずつ必要な治療も異なります。いずれにしてもうつ状態になると、自力のみで回復するのは困難になります。

心に不調を感じた時、まず身近な誰かに相談しましょう。そして上記にあてはまる人、自分は大丈夫かなと心配な人も、保健管理部門に相談に来てください。必要に応じて医療機関への紹介もしています。

気軽に利用してくださいね。

井﨑 ゆみ子