akaike_masasi_2019_1.jpg
研究部長
赤池 雅史

 徳島大学蔵本地区には、医学・歯学・薬学・栄養学・保健学に跨がる医療系3学部7学科と5大学院研究科(2022年4月1日より教育部から名称変更)、先端酵素学研究所、ならびに徳島大学病院があり、全国に類を見ない生命科学・医療の教育研究拠点を構築しています。2004年には国立大学法人化にあわせて、学生が所属する教育組織と教員が所属する組織であるヘルスバイオサイエンス研究部(2015年4月1日より「医歯薬学研究部」に名称変更)が発足し、「教教分離体制」となりました。2017 年 4 月からは、ガバナンス改革の一環として、本研究部は蔵本地区の人事と研究を所掌する組織へと発展しています。
 学部ならびに研究科では、医療専門職資格と密接に繋がった専門教育を行っており、さらに、研究部教員が組織を超えて教育を担当することで、専門職連携教育や、大学院共通科目、英語プログラム、Tokushima Bioscience Retreat、教育クラスター等の領域横断的大学院教育が実現しています。研究面では学域を超えた領域横断的研究、基礎・臨床の橋渡し研究、全学的な研究クラスターや国内外の教育研究機関と連携した共同研究が活発に展開されています。このような学際的教育・研究をさらに発展させるために、各部局や教員の専門性や特色を活かしながら、目的と情報の共有と密接なコミュニケーションを基盤として、「共に学ぶ、お互いから学ぶ教育・研究環境」の構築に尽力したいと思います。
 令和4年度予算では、医歯薬学共創センター(仮称)構想の第一期工事が認められました。この構想は、スキルスラボやクリニカルアナトミーラボの拡充、OSCEやチュートリアル等の専用設備、看護リカレント教育センター、ならびにAI・データサイエンス、国際交流、感染制御・災害医療等の教育・研究拠点の構築等からなるもので、蔵本地区の強みを最大限に活かすことができる教育・研究拠点が誕生します。蔵本地区から世界に向けて、医療・生命科学の教育・研究を発信していきたいと存じますので、皆様のご協力、ご支援のほど、何卒宜しくお願いいたします。
 

閲覧履歴