教育部の概要

昭和40年に修士課程薬学専攻として発足した大学院薬学研究科は昭和62年に博士課程薬品科学専攻となり、平成8年には医療薬学専攻(独立専攻)が設置され、さらに平成10年からは社会人特別選抜もおこない社会人が働きながら教育を受けられるようになりました。平成16年からはこれらの組織が大幅に改組されて、薬科学教育部創薬科学専攻と医療生命薬学専攻の2専攻となりました。医療薬学コースを専攻する大学院学生には半年間の大学病院および調剤薬局での実務実習が科せられ、豊富な実地経験と研究能力とを持った学生を社会に送り出すようにしています。

 

平成4年には医薬資源教育研究センターが設置され新しい医薬品を開発する努力もしております。特色ある薬学研究者あるいは高度の医療技術者を目指して大学院への進学希望者は年毎に増えています。7月上旬と8月下旬の2回の博士前期課程入学試験には多くの入学希望者が受験します。博士後期課程については別の日を設けて入学試験を行います。

 

大学院は薬学部卒業生のみならず工学部、農学部、理学部、総合科学部などからの卒業生も受け入れバックグラウンドの異なる人材と広い知識で大学院での研究の活性化を図っています。卒業生の進路は他分野にわたり、これまでの卒業生はそれぞれの職場で先導的な役割を果たしてきました。ことに医療生命薬学専攻修了者は、高度の知識を持った薬剤師のみならず医療薬学の指導者として、将来の活躍が嘱望されています。

 

創薬を目指して開設された徳島大学薬学部・大学院の伝統に加えて、進歩の著しい生命科学、有用医薬資源の探索と合成、医薬品素材研究が加味され、さらには臨床志向の薬剤師養成の気風を取り込み、社会人特別選抜で民間企業や地方公共団体などからの研究意欲の旺盛な有職者を受け入れ、新しい薬学の教育と研究システムを構築しつつあるのが、我々の大学院薬科学教育部の特色といえるでしょう。

 

バイオサイエンスを基礎とする“創薬科学”と“医療生命薬学”を2本の柱とした薬学の一貫教育を学部・大学院薬科学教育部博士課程(創薬科学専攻・医療生命薬学専攻)を通じて行っており、社会が養成する生命科学・創薬化学・衛生化学・環境薬学・臨床薬学に関する研究者、そして医療の担い手としての研究を志向した医療薬学の指導者の養成を目指しています。