大規模マルチメディア情報の効率的利活用技術に関する研究(グリーンイノベーション)

概要説明

情報技術(IT)は,現代社会の必要不可欠な基盤となっているが,マルチメディア情報(文書・音声・画像・映像情報など)による多種多彩な情報が急速に増大し,「情報爆発」と呼ばれる問題が生じている。従って,大規模情報の効率的な活用技術の確立は,世界的に重要な課題となっている。本重点研究では,マルチメディア情報を解析・分析して有用情報を抽出・分類する技術を中心として,ベクトル空間情報検索モデル,人工知能と知的ソフトウェア工学,信号処理や画像処理を駆使した非言語情報の分析技術,医療・流通・学術・教育・公共分野などの目的別情報の分析と検索技術,クラウドシステムによる環境負荷軽減,インターネット検索エンジンやWEB環境への適用,モバイル端末からの情報検索への適用などの個別課題を研究する。本研究により,マルチメディア情報の高品質化が促進されるとともに,情報機器の削減など環境負担が軽減できるので,グリーン情報通信技術(ICT)に寄与できるものである。

 

<キーワード>

大規模マルチモーダル情報,マルチメディア高速検索技術,暗号技術,WEB情報交換,連想技術,クラウド,低炭素環境

 

研究テーマ名

  1. マルチメディア情報の効率化技術によるシステム負荷軽減に関する研究
    1-1 概要
    マルチメディア・コンテンツを表現するコンパクトなインデックス構造を利用した高速検索技術を研究開発することにより,大規模サーバーシステムの負荷軽減を図る。
    (1)組織内に分散し,個々に冗長なエネルギーを消費しているサーバ等の資源をクラウドで統合する際のプランニングや実装運用技術について研究する。
    (2)音声・動画などの非言語情報を信号処理・画像処理により解析・分析する技術を研究し,目的情報別に質の高い情報のインデキシング技術を研究する。

    1-2 担当者  ※下線:研究代表者

    北研二,福見稔,寺田賢治,上田哲史,獅々堀正幹,吉田 稔,大野 将樹,佐野雅彦,松浦健二,柏原考爾,カルンガル・ステファン・ギディンシ,伊藤伸一,伊藤桃代

     

    1-3 外部資金

    ・共同研究 2014年度研究題目「画像形状に基づくロゴ認識システムの研究開発」北研二
    ・科学研究費基盤研究B2013年度「脳波に基づく生体情報を利用した意味的・感性的マルチメディア検索に関する研究」北研二
    ・経産省サポイン(戦略的基盤技術高度化支援事業),2011-2012年度
    「画像処理を用いた薬剤分包機用計測モジュールおよび カートリッジの開発」 福見稔
    ・科研費,基盤研究(C),2010-2013年度
    「手首・足首筋肉電位を用いる次世代インタフェースの基盤的研究」  福見稔
    ・科研費,基盤研究(C),2013-2015年度
    「超高速統計学習に基づく下肢筋電を用いた立ち上がり動作補助システムの基盤的研究」 福見稔
    ・平成25年度 コロニーカウンターの開発 中小企業庁 ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金,2013年度採択分担:寺田賢治
    ・平成25年度 臨床用呼吸機能診断装置の実用化開発 NEDO 平成25年度研究開発費補助金,2013年度採択 分担:寺田賢治
    ・平成25年度 映像からの行動認識に関する研究 企業との共同研究,代表:寺田賢治2013年度採択 寺田賢治
    ・平成25年度 重複コロニーの分離アルゴリズムの開発 企業との共同研究,代表:寺田賢治2013年度採択
    ・平成25年度 臨床用呼吸機能診断装置のための画像処理アルゴリズムの開発 企業との共同研究,代表:寺田賢治2013年度採択
    ・平成25年度 ダストカウンターシステムの開発 企業との共同研究,代表:寺田賢治2013年度採択
    ・平成24,25年度 毛髪の同定および人の動きの検査システム構築 企業との共同研究,代表:寺田賢治2012年度採択
    ・平成24,25年度 昆虫類の画像解析における同定システムの開発 企業との共同研究,代表:寺田賢治2011年度採択
    ・平成24,25年度 画像処理を用いた火災検出の研究 企業との共同研究,代表:寺田賢治2005年度採択
    ・平成24年度 撮影検知技術に関する共同研究 企業との共同研究,代表:寺田賢治2012年度採択
    ・平成24年度 ITS分野における画像応用の研究 企業との共同研究,代表:寺田賢治2003年採択)
    ・平成24年度 多結晶太陽電池ウェハの高精度欠陥監査装置の開発 経済産業省 戦略的基盤技術高度化支援事業, 2010年度採択分担:寺田賢治
    ・平成24年度 四国4県連携によるIYSVの緊急防除対策技術の開発 農林水産省 新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業委託事業,2010年度採択分担:寺田賢治
    ・科学研究費 基盤研究C(代表 獅々堀 正幹)2012年度~2014年度
    「画像検索技術を用いた習字教育支援システムの開発」
    ・科学研究費 若手研究B 2012年度 採択 「嗜好・意思決定に関連した脳活動分析のための心理学的個人差を考慮した脳波分析法」 代表:伊藤伸一

     

     

  2. ネットワーク通信・高度ソフトウェア・人工知能による通信量,情報交換・提供の効率化
    2-1 概要
    (1)高度符号化手法により,ネットワーク情報通信システムにおける通信量の削減を実現する暗号化技術について研究する。
    (2)WEBシステムの可視化,最適化,テスト,保守,障害解析支援等の技術を組み合わせ,品質の高い,高速なWEBシステムにより,効率的情報交換を研究する。
    (3)人工知能の進化・学習手法に基づき,情報を適応的に利活用できる技術を確立し,高齢者や身障者に対して効率的に情報を提供するシステムに適用する。

    2-2 担当者  ※下線:研究代表者

    下村隆夫,小野典彦,池田建司,渡辺峻

     

最終更新日:2015年4月6日