生命工学を応用した健康・環境・エネルギーに関する医農工連携研究

  ※下線:研究代表者

概要説明

生物工学科には,微生物から動物・植物に到るまでの様々な生物における生命現象を,遺伝子発現やタンパク質間相互作用などの分子レベルから,細胞の機能や形態の変化,そして組織・個体レベルでの形質変化まで解析し,その精緻な仕組みの調節技術や模倣技術を開発したりそれを応用する技術を研究するグループが多く存在する。また木質セルロースなどの未利用バイオマスの有効活用技術や生体物質由来の医薬品製造技術などを研究するグループも存在している。これらのグループが持てる多種多様な生命科学の基盤研究の成果や能力を結集し,いくつかの課題を設定して医薬品や医療の研究領域,また農学やエコ技術の研究領域と連携し,有用な医薬品や新医療技術,また農・水・林業における新技術の開発を目指す。

 

研究テーマ名

  1. バイオテクノロジーを応用した物質生産に資する人工細胞に関する研究 life.gif
    1-1 概要

    ゲノムを始めとする生物の設計図が解明されるようになり,生物を用いたものつくりにおいても,ものつくりに適した細胞の再設計・改変が可能となってきた。そこで,生物工学科と本学HBS研究部との連携により,バイオテクノロジーを応用した物質生産に資する人工細胞に関する研究を行う。具体的には,生体の持つ物質生産に関連する様々な機能を解明し,これを組み込み・強化・改変した人工細胞を用いて,医薬品,食品,化学品等,幅広い分野のものつくり技術の開発を行う。

     

    1-2 キーワード

    細胞工学,遺伝子工学,蛋白質医薬品,グリーンバイオテクノロジー,バイオマスリファイナリー,ゲノム改変,細胞内シグナル応答

     

    1-3 担当者  ※下線:研究代表者

    主要推進研究者:辻明彦,松木均,宇都義浩,大政健史,長宗秀明,櫻谷英治,中村嘉利,玉井伸岳,間世田英明,友安俊文,湯浅恵造,佐々木千鶴,後藤優樹,白井昭博,田端厚之,三戸太郎,浅田元子

     

    1-4 外部資金
    ・科学研究費 挑戦的萌芽研究 2012年度
     採択課題名「吸入麻酔薬は本当に受容体結合薬物であるのか:ホタル発光酵素のカロリメトリー」代表:松木 均
    ・科学研究費 基盤研究(C) 2012年度
     採択課題名「ステロール−脂質二重膜の体積緩和ダイナミクスとミクロドメイン形成」代表:玉井伸岳
    ・科学研究費 若手研究(B) 2011年度
     採択課題名「ホスホリルコリンに対する粘膜免疫応答と動脈硬化との関連性」代表:後藤優樹
    ・金沢大学がん進展制御研究所共同研究 2011年度
      採択課題名「ヒトがん細胞を用いた抗転移性制癌剤の開発」代表:宇都義浩
    ・科学研究費 基盤研究C 2011年度
      採択課題名「腫瘍移植鶏卵モデルによる低酸素腫瘍の解糖系亢進を標的とした新規放射線増感剤の創製」代表:宇都義浩
    ・京都大学エネルギー理工学研究所 ゼロエミッションエネルギー研究拠点 共同研究 2011年度
      採択課題名「ゼロエミッションエネルギーシステム適合分子としての低炭素型ボロントレース分子の設計開発」分担:宇都義浩
    ・研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)探索タイプ 2011年度
      採択課題名「発育鶏卵モデルを用いた放射線防護剤のin vivo評価系の構築」代表:宇都義浩
    ・金沢大学がん進展制御研究所共同研究 2012年度
      採択課題名「ヒトがん細胞を用いた抗転移性低酸素サイトトキシン類の開発」代表:宇都義浩
    ・科学研究費 挑戦的萌芽研究 2012年度採択
    採択課題名「中性子照射により広域分子追跡及び定位破壊力をもつボロントレースドラッグの創生」分担:宇都義浩
    ・京都大学エネルギー理工学研究所 ゼロエミッションエネルギー研究拠点 共同研究 2012年度
      採択課題名「ゼロエミッションエネルギーシステム適合型の低炭素型ボロントレースドラッグの中性子力学療法(NDT)設計開発」分担:宇都義浩
    ・金沢大学がん進展制御研究所共同研究 2013年度
      採択課題名「ヒトがん細胞を用いたMMP-9阻害性抗転移剤の開発」代表:宇都義浩
    ・京都大学エネルギー理工学研究所 ゼロエミッションエネルギー研究拠点 共同研究 2013年度
      採択課題名「新規ホウ素化合物の中性子併用時のPARP阻害活性および抗腫瘍活性を評価する」分担:宇都義浩
    ・科学研究費 基盤研究(B)2011-2013年度
      採択課題名「細胞内品質管理プロセスを用いた次世代蛋白質生産システム創製」代表:大政健史
    ・科学研究費 挑戦的萌芽研究 2011-2012年度
      採択課題名「CHO細胞における山中因子によるリプログラミング」代表:大政健史
    ・徳島大学パイロット事業支援プログラム(研究支援事業)2011-2012年度
     採択課題名「細胞内蛋白質の品質管理機構の解明と蛋白質医薬品生産への応用」代表:大政健史
    ・医薬基盤研究所 保健医療分野における基礎研究推進事業 2008-2012年度
     採択課題名「二重特使性ディアボディの次世代抗体医薬への展開に向けた最適化研究」分担:大政健史
    ・経済産業省 平成25年度「個別化医療に向けた次世代医薬品創出基盤技術開発(国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術)」プロジェクトリーダー:大政健史
    ・科学研究費 基盤研究(C)2013年度
     採択課題名「緑膿菌の多剤耐性化プロセスに着目した新規制御法の構築」代表:間世田英明
    ・研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)FS探索タイプ 2011年度
     採択課題名「ゲノムの進化を利用した新規タンパク質発現システムの構築」代表:間世田英明
    ・研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)FS探索タイプ2012年度
     採択課題名「薬剤耐性株の出現リスクの迅速定量法の確立」代表:間世田英明
    ・研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)FS探索タイプ 2013年度
     採択課題名「抗生物質耐性菌の発生抑制剤の開発」代表:間世田英明
    ・科学研究費 若手研究(B)2011年度
      採択課題名「再生医療の発展に資する殺菌性ラジカル生成光反応を応用した滅菌技術の構築」代表:白井昭博
    ・科学研究費 若手研究(B)2013年度
      採択課題名「再生医療の実用化に資する殺菌性光異性化分子を応用した滅菌技術の構築」代表:白井昭博
    ・研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)FS探索タイプ 2013年度
      採択課題名「光応答によるラジカル発生機構を応用した抗菌性ポリマーの創製」代表:白井昭博
    ・科学研究費補助金 基盤研究(C)2009-2011年度
    採択課題名「2重安全機構を採用した癌指向性の細胞内崩壊性リポソームによる癌治療技術の開発」代表:長宗秀明
    ・科学研究費補助金 基盤研究(C)2012-2014年度
    採択課題名「高病原性ストレプトコッカス・ミチスは存在する:その病原性と疫学の研究」代表:長宗秀明
    ・私立大学戦略的研究基盤形成支援事業・神戸学院大学「創剤・創薬・創材 支援を企図した医用ナノパーティキュレートシステム基盤研究拠点の形成」共同研究費 2012-2013年度
      採択課題名「ナノ粒子の標的化技術としての表面加工システムの開発」代表:長宗秀明
    ・日産化学奨学寄付金 2012-2013年度
      採択課題名「バイオソフトマターにおける各種研究奨励」代表:長宗秀明
    ・科学研究費補助金 基盤研究(C)2011-2013年度
    採択課題名「連鎖球菌感染に必須なヒト特異的細胞溶解毒素の発現制御機構の解析」代表:友安俊文
    ・科学研究費 若手研究(B)2013年度
     採択課題名「β溶血性口腔連鎖球菌が産生するストレプトリジンSホモログの病原因子としての真価」代表:田端厚之
    ・科学研究費補助金 若手研究(B)2011-2012年度
    採択課題名「神経系におけるcGMP依存性キナーゼの新規基質を介した細胞内情報伝達経路の解明」代表:湯浅恵造
    ・科学研究費補助金 基盤研究(C)2013-2015年度
    採択課題名「CDKファミリーPCTK3の活性調節機構および生理機能の解明」代表:湯浅恵造
    ・公益財団法人 阿波銀行学術・文化振興財団 平成25年度(第18回)学術部門助成
    採択課題名「アポトーシス関連因子death-associated protein kinase 2(DAPK2)のアポトーシス誘導機構の解明と癌治療への応用」代表:湯浅恵造
    ・科学研究費補助金 基盤研究(B)2010-2011年度
    採択課題名「昆虫(コオロギ)を用いた脚切断による再生芽形成メカニズムの解明」分担:三戸太郎
    ・科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)・計画研究 2010-2013年度
    採択課題名「Dachsous/Fatシグナリング系を介した位置情報決定メカニズムの解明」分担:三戸太郎
    ・科学研究費補助金 若手研究(A)2011-2013年度
    採択課題名「不完全変態昆虫(コオロギ)の胚形成における位置情報の形成と細胞移動のメカニズム」代表:三戸太郎
    ・科学研究費補助金 挑戦的萌芽研究平成2013-2014年度
    採択課題名「ゲノム編集による遺伝子ネットワークのin vivo再構成技術を用いた進化発生研究」代表:三戸太郎
    ・研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)FS探索タイプ 平成25年度
     採択課題名「新規ゲノム編集法とiPSを用いたヒト臓器再生法の基礎技術開発」代表:三戸太郎
    ・徳島大学パイロット事業支援プログラム(研究支援事業)未来発達型2010-2012年度
     採択課題名「RNA干渉法による疾患関連遺伝子機能解析と治療法の開発」分担:三戸太郎
    ・徳島大学パイロット事業支援プログラム(研究支援事業)2013-2015年度
     採択課題名「ゲノム編集技術を基盤とする疾患の病態解明と画期的治療法開発研究拠点整備」分担:三戸太郎

     

     

  2. セルロース資源からのバイオエタノール生産技術の実用化研究green.gif
    2-1 概要

    生物工学科におけるバイオマス利用技術や酵素・発酵微生物の開発技術を総合し,また徳島県に豊富に存在する未利用の林業資源(セルロース系バイオマス)を活用して,炭素循環型社会に適合するバイオエタノールやバイオプラスチックなど,エコ・新エネルギー領域における新技術や高付加価値物質の開発・生産を目指す。

     

    2-2 キーワード

    セルロース,バイオエタノール,バイオマス,水蒸気爆砕法,エコ

     

    2-3 担当者  ※下線:研究代表者

    主要推進研究者:中村嘉利,辻明彦,大政健史,櫻谷英治,間世田英明,湯浅恵造,佐々木千鶴,白井昭博,三戸太郎,浅田元子

    協力推進研究者:松木均,宇都義浩,長宗秀明,玉井伸岳,友安俊文,後藤優樹,田端厚之

     

    2-4 外部資金


    ・林野庁森林資源活用型ニュービジネス創造対策事業 2011年度
     採択課題名「高付加価値型製造システム:水蒸気爆砕法樹脂製造タイプ」 代表:中村嘉利
    ・林野庁森林資源活用型ニュービジネス創造対策事業 2012年度
     採択課題名「高付加価値型製造システム:水蒸気爆砕法樹脂製造タイプ」 代表:中村嘉利
    ・科学研究費 挑戦的萌芽研究 2011年度
     採択課題名「超高温高圧水蒸気爆砕を用いた繊維廃棄物の分解と再利用化」 代表:中村嘉利
    ・科学研究費 基盤研究(B)2013年度
     採択課題名「リグのセルロース系バイオマスからの高付加価値・環境低負荷製品の生産プロセスの開発」 代表:中村嘉利
    ・公益信託 エスペック地球環境研究・技術基金 2011年度
     採択課題名「未利用木質資源からの効率的なバイオ燃料の生産に関する研究」 代表:佐々木千鶴
    ・研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)FS探索タイプ 2013年度
     採択課題名「廃棄ナシ剪定枝からの有用物質の効率的な抽出法の開発」 代表:佐々木千鶴
    ・財団法人イオン工学振興財団平成25年度研究助成 2013年度
     採択課題名「イオン液体処理した植物バイオマスを用いた液体燃料生産に関する研究」 代表:佐々木千鶴
    ・科学研究費 基盤研究(C)2013年度 採択
     課題名「緑膿菌の多剤耐性化プロセスに着目した新規制御法の構築」代表:間世田英明
    ・研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)FS探索タイプ 2011年度
     採択課題名「ゲノムの進化を利用した新規タンパク質発現システムの構築」代表:間世田英明
    ・研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)FS探索タイプ 2012年度
     採択課題名「薬剤耐性株の出現リスクの迅速定量法の確立」代表:間世田英明
    ・研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)FS探索タイプ 2013年度
     採択課題名「抗生物質耐性菌の発生抑制剤の開発」代表:間世田英明

     

最終更新日:2015年4月6日