「科学技術環境行動宣言-持続可能な社会の実現に向けて-」を掲載しました。
平成20年9月5日
工学の技術革新は、人々の生活水準を格段に向上させてきた。また、近年は循環型社会の構築や環境負荷の軽減にも大きく貢献している。しかしながら、工業製品の大量生産・大量消費や資源の大量消費などの社会的風潮を結果的に助長し、今日の環境汚染や資源不足などを招いたことも事実である。
国立大学53工学系学部長会議は、このことを自ら認識したうえで、今後、社会に開かれた、人間や地球環境のための創造的学問として工学を進展させ、これから工学を学ぼうとする若い世代と共に地球環境を大切にしていきたい。
この思いを実現するために、自然と共存していく科学技術の発展を目指した「科学技術環境行動宣言」を次の通り宣言する。
第1に、持続可能な社会づくりのための国際協力と私たちの使命について
- 持続可能な社会実現のため、地球規模での様々な問題を自らの問題として捉え、問題解決へ主体的に取り組む。
- 諸外国の大学等と連携し、CO2削減や地球温暖化防止などの地球環境保全に資する科学技術研究をグローバルに展開し、推進する。
- 環境問題に中・長期にわたり貢献できる次世代の国際的リーダーを育成する。
第2に、科学技術による持続可能な社会づくりについて
- 研究成果に関する情報発信や社会への問題提起を活発化する。
- 継続的な情報発信と対話を通じて、科学技術開発のあり方や工学が地球環境に果たす役割について、議論の輪を広げ、社会の理解を醸成する。
- 資源の利用や生産性の効率を高め、環境と経済が両立する社会を目指す。
- 大学と地域社会が連携し、地域の特性を生かした持続可能な社会構築に向け、科学技術研究を推進する。
第3に、人や地域、大学間のネットワークづくりについて
- 工学系分野にとどまらず広く他の分野とも協力して環境問題に関する科学技術研究・教育を推進する。
- 大学内、大学間連携により、人的なネットワークを構築し、環境問題に取り組む科学技術研究・教育を推進する。
- 大学と地域社会が連携し、地域に合った環境教育モデルを構築する。
国立大学53工学系学部長会議
最終更新日:2008年10月24日







