卒業後の進路、活躍する卒業生

卒業後の進路

平成22~24年度卒業生(1844名)の進路

平成22〜24年度卒業生の進路

就職と大学院への進学

本学の工学部を卒業すると、民間企業・官公庁などへ就職して社会人となるか、大学院に進学して、さらに高度の学修・研究を重ねることになります。社会での評価の高い大学院博士前期課程(修士課程)へ進学する卒業者は、50%に達しています。

大学院先端技術科学教育部は博士課程であり、前期課程で修士の学位を得たのち、引き続き博士の学位を取得するため、後期課程へ進学できます。大学院では、教員とともに活発な研究活動が行われており、研究者としての能力が磨かれます。

 

企業就職者の勤務地域 大学院博士前期課程修了者の進路
企業就職者の勤務地域 大学院博士前期課程修了者の進路

 

活躍する卒業生

 

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徳島県県土整備部県土整備政策課 課長
納田 盛資
昭和52年卒業
昭和54年大学院修士課程修了

 

 

私は1977年に土木工学科を卒業し、79年に大学院修士課程を修了したあと、県庁に就職しました。

最近とかく批判されがちな公共事業ですが、これも私たちの先輩の努力のお陰で社会資本が一定の水準まで整備され、「より安全に」とか「より便利に」ということだけでなく、公共事業に対する要求が多様化してきたからではないでしょうか。このようなことからも、これからの公共事業は、効率一辺倒で進めないことは明らかです。

ただ、公共事業批判があるからといって、人が暮らしていくために必要な社会資本の整備はおろそかにできず、これからは多様なニーズに応えることのできる、より広範な知識を兼ね備えた人材が必要とされています。

皆さんも、より住みやすい社会づくりのため、ひとつ工学部で頑張ってみませんか。

 

 

  
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筑波大学大学院
ビジネス学科研究科経営システム科学専攻 教授
津田 和彦
昭和61年卒業
平成6年大学院博士後期課程修了

私が受験した1982年当時は、“これからはコンピュータの時代”と騒がれており、自分もコンピュータについて学びたいと考えました。当時、情報工学関連の学科を持つ大学は数えるほどしかありませんでしたが、地元の徳島大学にあることを知り、入学しました。進学後は、ソフトウェア開発に必要な様々な基礎的知識の講義や、実際にプログラムを作成する実習などがあります。当時は悪戦苦闘した科目もありましたが、社会に出た後は大変役に立つ知識を習得できたと思いました。

卒業後の進路ですが、大学院への進学を希望する場合は博士課程まで設置されているので充実した教育を受けることが可能ですし、就職を希望する場合でも、大企業への推薦枠があるため面倒な就職活動を行わなくてすみました。また、大学院には社会人の入学枠もあり、社会に出た後の再教育を受けることも可能です。私自身、推薦枠を利用し大手電機メーカー就職後、その制度を適用して博士を取得し、現在は大学の教員を行っています。

この様に社会情勢や自分の希望にそったキャリアアップが可能な徳島大学へ進学し、本当に良かったと実感しています。

 

 

 

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カリフォルニア大学
サンタバーバラ校 教授
中村 修二
昭和52年卒業
昭和54年大学院修士課程修了

 

私は1977年に電子工学科を卒業し79年に工学部大学院修士課程を卒業しました。大学4年の時の卒業研究には材料の研究が好きであったので、固体材料を研究する講座に入り、強誘電体材料の研究をしました。

大学院卒業と同時に地元の会社に入社しました。会社は当時従業員200人ぐらいの中小企業で蛍光体を製造する化学会社でした。私は開発課所属となり、運よく好きな半導体材料の研究をするようになりました。当時は予算がなく測定装置など皆無に近く、大学の装置で測定、材料の加工をやり、大学の先生にはお世話になりました。こう考えると母校の近くに就職するといろいろ便利なことがあります。

10年程、赤色発光ダイオード用半導体材料の開発をし、製品を作ったのですが、成果はあまりよくありませんでした。89年からやけくそ的に誰もやってない窒化ガリュームという材料を選んで、青色発光ダイオードの研究を開始しました。その結果93年に世界で初めて高光度青色発光ダイオードの開発、製品化に成功し一躍注目を浴びるようになりました。

現在は世界初の青紫色半導体レーザの開発、製品化に向けて頑張っております。

 

 

 

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オー・エス・シー・エンジニアリング株式会社
常務取締役 施設管理本部長
渡部 安重
昭和55年 大学院化学工学専攻修了

私は入社以来、製造部門で多くを過ごしてきました。この仕事は、製品が出来上がることの喜びがありますが、そのほかにもたくさんの喜びや充実感があります。それはこの仕事にはソフト、ハード、それを操作する人が深く係わりあっているからです。入社後十数年間は石炭から都市ガスを製造する際の副産物として化成品を製造する部門でした。この時期は大学で学んだ知識をベースに 新たな技術を習得・開発し成長できた充実した時期でした。時代の変化によりLNGを原料に都市ガスを製造する部門に移りました。LNGチェーンと呼ばれる天然ガスの液化から都市ガスの送出までの一連のプロセスのなかで、最新技術のもと非常に幅広くの仕事をすることが出来ます。

しかし、いつも製造の仕事の中心にいるのは人です。わが母校の大先輩は25年前に化学工学会のなかで、現場に密着した化学装置の運転に係わる人と技術の問題を産学が一体となって取組むことを目的にプラントオペレーション研究会を立ち上げました。私も誘っていただき、現在引継いで運転技術の向上や人の育成について取組んでいます。

また、母校は企業との共同研究も活発に行っており、東京や大阪にもサテライト事務所を設置しています。高校の友人は卒業生ではありませんでしたが、共同研究が縁で、母校で博士の学位を取得しました。

このように地域を超え企業と連携し、技術の伝承とそれを支える人材育成に活発に取組んでいる徳島大学で工学を学び、ものづくりの楽しさ、充実感を味わってみませんか。

 

 

 

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テルモ株式会社
力ーディオバスキュラーカンパニー
マーケティング担当主任
太田 雅也
平成4年卒業

 

1998年に創設された生物工学科は、生命を科学する様々な学間を融合して実践できることが魅力です。私は埋め込みタイプのバイオ人工臓器を創ることを目標に一期生として入学しました。同時に医学部進学も考えましたが、1人の医師が治療できる数には物理的な限界があり、むしろ画期的な治療の開発こそが全世界の患者を同時に助けることができると考えたのです。専攻は遺伝子工学、蛋白発現制御です。研究成果をより早く製品にして医療現場で役立てたい気持ちが強かったため大学院へは進学せず、既に人工心臓に着手していた医療メーカーのテルモに入りました。入社後、遺伝子制御の研究を経て、現在は心臓領域のマーケティングをしています。世界の新技術をどのように利用・導入するか開発戦略をたてるのが主な仕事です。今後、益々期待の高まる再生医療分野など、大学と企業の共同研究にも大きな期待をしています。工学部に来て新しい価値創造の道を歩みませんか。

 

 

 

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四変テック株式会社 代表取締役社長
余喜多 博
昭和42年卒業

 

私は1967年に電気工学科を卒業し、四国電力に入社しました。発電、送電、変電、配電設備の建設計画や電力系統の運営などの業務に携わってきました。 その後、2001年に四変テックに移り製造業を経営しています。電力機器、電子機器、照明機器、精密金型を支える 四つの異なるテクノロジーを武器に、新規事業や新製品を世に送り出したいと努力を重ねています。

卒業して以来、電力技術、物作りと二つの技術の世界で仕事をしてきましたが、全世界が凌ぎを削る大競争の社会では、独創的な発想とグローバルな知識と知恵の大切さを痛感しています。

母校の徳島大学ではその素地を育み、磨く学習環境が整っています。実験・実習を重視した実践教育、学科の特色を生かした基礎・応用研究、地域社会や企業 との連携による先端的・学際的研究。また、卒業後も変わることのない教授陣との交流、それを大きく包む豊かな自然に恵まれた閑静な生活環境など魅力が一杯 です。

皆さんも工学部で、若いエネルギーを燃やし、友を作り、自分を磨いて社会に羽ばたきませんか。

 

 

 

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独立行政法人理化学研究所
筑波研究所バイオリソースセンター
実験動物開発室 専任技師
中田 初美
平成5年卒業

 

私は入学当初から、将来は研究者になりたいと考えていました。そこで先ず、研究の現場で実際に研究を体験したいと思い、学部2年生の夏からいろいろな研究室を見学に出かけました。熱心に研究に打ち込む諸先生方の姿を見て「これだ!」と思い、実験のお手伝いをさせていただけるようにお願い致しました。 そして実験器具の洗浄から始まり、いろいろな実験に関わりながら一通りの技術を修得し、卒業研究のテーマを頂きました。そのテーマについて計画をたて、遂行し、指導して下さった先生方の前で発表しました。その時の気分は何とも言えない満足感と 充実感でいっぱいでした。その時から私の研究者への憧れは、「どうしても研究職に就んだ」という信念に変わりました。今はその憧れの研究職に就くことができ、一人前の研究者になるための最初の関門である学位の取得を目指して、日夜研究に励んでいます。

工・理・医・薬・農の複合・統合領域である生物工学の特徴的なカリキュラムによって、私は他の学部にはない柔軟な考え方や 幅広い知識を身につけることができました。それが今の研究現場において大変役立っており、今はこの学科の卒業生であることを誇りに思っています。