工学部

 

工学部の沿革と現状

工学部は、前身が大正11年(1922年)に創立された徳島高等工業学校であり、今日まで90年以上の長い歴史と伝統を持っています。創立以来の卒業生は約28,600人に達し、優れた技術者・研究者として産業界、教育関係、官公庁など多くの分野で活躍しています。

工学部が発足した昭和24年当時は4学科1学年定員110人でしたが、日本の工業の発展とともに拡充されてきました。昭和63年と平成5年、相次いで学科新設を伴う改組を行い、現在7学科22大講座、学生定員も1年次入学605人、3年次編入学40人となっています。

その間に、大学院工学研究科も設置されました。昭和39年には修士課程、平成3年には博士課程が発足し、平成9年のエコシステム工学専攻の設置、平成12 年度の博士課程の改組を経て、平成18年度からは主に研究を担当するソシオテクノサイエンス研究部と教育を担当する先端技術科学教育部に改組されました。ソシオテクノサイエンス研究部は5部門25講座から成り、約200名の教員が教育・研究に携わっており、工学部の多くの卒業生が博士前期課程(修士課程)および博士後期課程(博士課程)で高度な学修と研究を行うことができるようになりました。キャンパスでは研究棟の高層化が進められ、組織内容・建物外観ともに一段と充実し、発展を遂げています。

学科

建設工学科

『交通施設』『防災施設』『環境保全施設』『都市施設』などの社会資本を安全につくり、まもるハードな技術と『環境』『防災』『高齢化』『景観』に配慮した安心できる社会をつくり、まもるソフトな技術を併せ持つ総合工学です。

機械工学科

私たちの身近にある代表的な機械のひとつは自動車でしょう。これは約15,000点の部品からなるといわれていますが、その一つひとつに対して多くの技術が導入されています。例えば、適切な材料の開発、高精度加工、エンジンの効率化、車体の防振、操縦性の向上、デザイン、生産コストの低減、環境対策などです。他の機械についても同様ですが、このような広範囲の技術とその背景にある知識を研究するのが機械工学です。

化学応用工学科

私たちが住んでいる地球では、わずか100余りの元素の組み合わせによって無数ともいえる物質-生命ある動植物を含めて-が構成されています。「化学」はこれらの元素の組み替えによる物質とエネルギーの変化を究明する学問です。本学科は、「化学」を人間の生活に役立てることを目的とした実学としてとらえ、教育・研究を行っています。地球という閉ざされた環境の中で人間社会がさらに繁栄していくには、エネルギー・資源・環境保全などの問題を解決しながら、ナノテクノロジーなどの新しい技術を確立することが必要です。

生物工学科

生物工学科は、生物機能工学と生物反応工学の2大講座から構成され、生命現象の分子レベルでの解析と新規のバイオテクノロジーの開発をめざして教育と研究を行っています。

1.生物機能工学講座:生体膜を構成している脂質や膜タンパク質の構造・機能の研究、制がん活性物質などの機能分子の探索と分子設計、微生物-薬剤間および微生物-宿主間の相互作用の解明や新規抗菌薬の開発、感染症の分子機構の解明と微生物産生タンパク質の医学・産業的応用

2.生物反応工学講座:細胞間および細胞内情報ネットワークを制御するタンパク質の機能解析、受精卵から個体への複雑な発生機構の解明、バイオマスからの物質・エネルギー生産やバイオ技術による環境制御

電気電子工学科

電気電子工学科は、光・電子デバイス材料、電気エネルギー、自動制御、生体情報、通信、エレクトロニクス、などの学問分野をカバーし、現在の高度情報化社会を支えるハイテク技術の最先端に位置する学科です。本学科の学生は、このようなハイテク分野の専門知識を持ち、世の中に貢献するという倫理観と責任感を持った、地域社会・国際社会で活躍する技術者となることをめざしています。

知能情報工学科

現代社会は、工業化社会から高度情報化社会への変革の時期にさしかかっています。この改革は、半導体を中心とするエレクトロニクス技術の急速な発展と、それを使うためのソフトウェア技術の進歩がもたらしたものです。このため、集積回路などのハードウェア技術とソフトウェア技術の協調的な発展・進歩が強く望まれています。さらに、人工知能的手法を利用した知識情報処理システムを開発することも全産業において必要であり、この方面の進歩は全ての人間の活動に影響を与える可能性があります。

このように、高度情報化技術は多大な貢献をもたらしますが、高度なソフトウェア技術をもち、しかもシステム全体を大局的に把握し、創造的な手法によりコンピュータを使いこなす高級技術者の不足は深刻な問題となってきています。このため、大学などの高等教育機関での人材養成が強く求められています。

本知能情報工学科は、「知能情報処理」に代表されるような日進月歩の情報科学および情報産業に十分適応し、また多様化する情報化社会に対応するための柔軟な教育と研究を実施できるように、基礎情報工学講座と知能工学講座の2大講座で編成されています。

基礎情報工学講座では、計算機ソフトウェアの基礎理論を中心とした情報工学の基礎分野の教育研究に、知能工学講座では、計算機の高度利用技術であるパターン情報処理や人工知能の分野の教育研究に力を入れています。

光応用工学科

光技術に関わる課題を創造的に見出し、その課題を広い視野と使命感をもって解決する能力を育成することを教育目標としています。このため、光技術に関する材料工学、デバイス工学、電子工学、通信工学、情報工学の知識やスキルを講義・実験を通して習得するとともに卒業研究や大学院での研究を通して新しい光科学や光技術にチャレンジします。

教育内容

5学科がJABEEの認定を受けています。

シラバス(授業概要)ページへリンクしています。

教育研究者総覧の工学部のページへリンクしています。(別ウインドウで開きます。)

高等学校教諭1種免許状授与を受けるための所要資格(工業)などの資格が得られます。

社会での評価の高い大学院先端技術科学教育部へ進学する卒業生が増加しています。

学位授与に関する基本的な方針を定めています。

最終更新日:2016年4月1日