教育改革事業

FD関係図

FD関係図

FD用語集

SIH道場評価・改善ワーキンググループ

総合教育センターに設置されている「教育について考え提案する学生・教職員専門委員会」内のワーキンググループの1つ。
SIH道場の各プログラム実施単位から選出された学生委員に対して調査を行い、委員の意見や感想を次年度以降のSIH道場の改善のために用いている。

COC+

大学が地方公共団体や企業等と協働して、学生にとって魅力ある就職先の創出をするとともに、その地域が求める人材を養成するために必要な教育カリキュラムの改革を断行する大学の取組を支援することで、地方創生の中心となる「ひと」の地方への集積を目的とした、文部科学省の助成事業「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」であり、平成27年度から実施している。

地(知)の拠点大学による地方創生推進事業ホームぺージ(2017.5.29参照)

e-ポートフォリオ

電子媒体のポートフォリオのことである。

eラーニング

従来の教室での一斉型授業とは異なり、コンピュータやネットワークのような情報技術を活用した学習形態のこと。
利用者は自宅や学校のPCを用いて、Web上の教材にアクセスして受講することができる。

参考
徳島大学eラーニングサポート室

FD

教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称。
具体的な例としては、教員相互の授業参観の実施、授業方法についての研究会の開催、新任教員のための研修会の開催などを挙げることができる。
なお、大学設置基準等においては、こうした意味でのFDの実施を各大学に求めているが、FDの定義・内容は論者によって様々であり、単に授業内容・方法の改善のための研修に限らず、広く教育の改善、更には研究活動、社会貢献、管理運営に関わる教員団の職能開発の活動全般を指すものとしてFDの語を用いる場合もある。

(文部科学省中央教育審議会答申「学士課程教育の構築に向けて」用語集より)

FD参加ポイント

徳島大学において、全学FD推進プログラム及び各学部等で開催するFDプログラムの参加者に、毎年度実施している教員業績評価における業績ポイントを付与するものである。

ICT

情報通信技術(Information and Communication Technology)の略。情報処理や通信に関わる技術やツール、設備、サービス全般を指す。

参考
徳島大学総合教育センターICT活用教育部門

LMS

学習管理システム(Learning Management System)の略。Web上で学習者の登録を行うことで、学習履歴を管理したり、学習の進捗状況を授業者や学習者自身がチェックできる。
また、掲示板等のコミュニケーションツールなどの機能を有するものもある。
徳島大学ではManaba、Moodle、Maharaの各システムが運用されている。

参考
徳島大学eラーニングサポート室

Mahara

徳島大学において運用されているeポートフォリオシステム。 レポートや提出仮題等の学修成果の蓄積と整理、グループ内外での学修成果の公開とコメント機能による対話ができる。

参考
徳島大学Maharaログインページ

Manaba

徳島大学において運用されているLMSの1つ。 解説されている「コース」上で、受講生への一斉連絡、小テストの作成と採点(自動・手動)、課題の提出状況の確認、成績管理、アンケートの作成と集計、レポートの回収と採点、掲示板での対話を行うことができる。

参考
徳島大学eラーニングサポート室

Moodle

徳島大学において運用されているLMSの1つ。 eラーニングサポート室に申請して「コース」を開設し、受講生を登録することで、動画を含む資料や教材のアップロード、課題の提出と評価、小テストの設定、掲示板での対話を行うことができる。

参考
徳島大学eラーニングサポート室

SD

SD(スタッフ・ディベロップメント)とは、大学職員の能力開発を指し、教員の能力開発を意味するFD(ファカルティ・ディベロップメント)と区別して用いられてきた。
平成28年3月に文部科学省省令(大学設置基準等)が改正され、SDが義務化された。
ここで義務化されたSDとは、大学職員の能力開発だけでなく、「事務職員のほか、教授等の教員や学長等の大学執行部、技術職員等も含まれる」と記してあり、教職員全体を指す言葉としても用いられることがある。

SIH道場~アクティブ・ラーニング入門~

徳島大学で平成27年度より実施されている、全学必修の初年次教育プログラム。
「鉄は熱いうちに打て(Strike while the Iron is Hot)」の精神に則り、学生は1年次前期のうちに

  1. 専門分野の早期体験
  2. ラーニングスキル(文章力・プレゼンテーション力・協働力)の修得
  3. 学修の振り返り

を行う。
また教員もSIH道場の担当を通して、

  1. アクティブ・ラーニングの実質化
  2. 反転授業、ルーブリックによる評価法の修得
  3. 教育経験の省察

を行う。

SIH道場振り返りシンポジウム

平成27年度より毎年11月に実施されている、各学部・学科での「SIH道場~アクティブ・ラーニング入門~」を振り返り、取組内容および成果と課題を共有し、次年度のプログラム改善に繋げることを目的としたシンポジウム。

SPODフォーラム

「四国地区大学教職員能力開発ネットワーク」(SPOD)は、四国地区の32の国公私立大学・短期大学・高等専門学校によって構成され、4県に位置する「ネットワークコア校」を中心に、加盟校が協力・連携して教職員の能力開発(FD・SD)につとめている。

SPOD内講師派遣プログラム

SPODでは、各大学からのFD・SDに関する幅広い要望に応じて、SPOD加盟校に所属する教職員を研修講師として派遣している。

SSS(Study Support Space)

サポート系サークル「学びサポート企画部」が運営する、学生の学習に関する相談に対応する企画であり、徳島大学附属図書館本館1階ピア・サポートルームに設置されている。
授業が実施されている期間中の平日は、毎日開設しており、毎学期15名程度の学習アドバイザー(教員、大学院生)が相談に対応し、300名程度の学生が相談に訪れている。

学びサポート企画部のホームぺージ(2017.5.29参照)

アクティブ・ラーニング

よく引用される溝上慎一(2014)の定義では、「一方向的な知識伝達型講義を聴くという(受動的)学習を乗り越える意味での、あらゆる能動的な学習のこと。能動的な学習には、書く・話す・発表するなどの活動への関与と、そこで生じる認知プロセス(*)の外化を伴う。」とされている。

本学では、「教員による一方向的な知識伝達とは異なり、課題演習、質疑応答、振り返り、グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーション等を取り入れることにより、学生自らが考え抜くことを教員が促し、学生の能動的な学習を促進させる双方向の教授・学修のこと」とする定義(2014)を採用している。

(*)認知プロセスとは、知覚・記憶・言語・思考(論理的 / 批判的 / 創造的思考、推論、判断、意思決定、問題解決など)といった心的表象としての情報処理プロセスのことである。

アクティブ・ラーニング(狭義)

従来の講義形式とは異なる、学生の積極的な関与を目指す授業を実施する上での手法や、授業内での活動のデザインを指す用語。
様々な解釈が存在するが、狭義の定義としては「一方向的な知識伝達型講義を聴くという(受動的)学習を乗り越える意味での、あらゆる能動的な学習のこと。能動的な学習には、書く・話す・発表するなどの活動への関与と、そこで生じる認知プロセスの外化を伴う」(溝上、2014※)が挙げられる。

参考
※溝上慎一(2014)アクティブ・ラーニングと教授学習パラダイムの転換 東信堂
徳島大学のアクティブ・ラーニングの定義

アドミッション・ポリシー(AP)

入学者受け入れの方針のこと。中教審答申「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について」(2014年12月)においては、新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けて、各大学は、求める学生像のみならず、各大学の入学者選抜の設計図として必要な事項をアドミッション・ポリシーにおいて明確に示すことが必要であることが提言された。

参考
中央教育審議会(2014)新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について~ すべての若者が夢や目標を芽吹かせ、未来に花開かせるために ~
徳島大学のAP

イノベーションチャレンジ(イノチャレ)

創新教育センターイノベーションデザイン部門の教育プログラムの1つであり、イノベーションに繋がる、学生の主体的な活動を支援するものである。

インストラクション・デザイン

教えることだけでなく、「教材を選択する、学習者の準備状況を見極める、クラスの時間進行を管理する、教授活動をモニターする、そして、教育内容を知っている人、あるいは学習の支援者としての役割を果たす」(Gagné, Wager, Golas & Keller, 2005 鈴木・岩崎訳 2007)など、学習者を支援する様々な活動を設計・計画すること。分析(analyze)、設計(design)、開発(develop)、実施(implement)、評価(evaluate)の5つのステップを踏む「ADDIEモデル」がよく知られている。

参考
R. M. ガニェ・W. W. ウェイジャー・K. C. ゴラス・J. M. ケラー 鈴木克明・岩崎信訳(2007)インストラクショナルデザインの原理 北大路書房

カリキュラム・ポリシー(CP)

教育課程編成・実施の方針のこと。中教審大学分科会大学教育部会(2016)※では、「ディプロマ・ポリシーの達成のために、どのような教育課程を編成し、どのような教育内容・方法を実施し、学修成果をどのように評価するのかを定める基本的な方針」と位置づけられている。

参考
※中央教育審議会大学分科会大学教育部会(2016)「卒業認定・学位授与の方針」(ディプロマ・ポリシー)、「教育課程編成・実施の方針」(カリキュラム・ポリシー)及び「入学者受入れの方針」(アドミッション・ポリシー)の策定及び運用に関するガイドライン
徳島大学のCP

カリキュラムチェックリスト

カリキュラムチェックリストとは、開講される各授業がディプロマ・ポリシーのどの項目と関連するかを一覧表の形で示したものであり、このカリキュラムチェックリストによって、ディプロマ・ポリシーの各項目が、具体的にどの科目によって実現されるのかがわかりやすくなる。

カリキュラムチェックリスト作成ガイドライン

チェックリストの作成にあたっては、学科のディプロマ・ポリシーを基に、「学士力」の4軸

  1. 知識・理解
  2. 汎用的技能
  3. 態度・志向性
  4. 総合的な学習経験と創造的思考力

に沿って項目を設けることとし、もし、ディプロマ・ポリシーがさらに細分化されている場合には、それも項目として用いることになる。
ディプロマ・ポリシーとの関連度チェックにあたっては、当該科目がディプロマ・ポリシーの4軸の各項目とどの程度関連しているか判断し、関連項目に○、特に強く関連する項目に◎をつけて表すことが求められている。

カリキュラムマップ

2008年に出た学士課程答申で、学士課程教育における方針の明確化についての提言がなされ、学位授与の方針(DP)、教育課程編成・実施の方針(CP)、入学者の受け入れ方針(AP)の三つの方針策定が大学に期待された。
カリキュラムマップは、DPとCPの二つの方針と開設科目を連動させ、統合的にマッピングしたもので、どの授業科目がDPとどのように関わり、どのような系統性をもってカリキュラムが編成されているのかを一覧表にしたもの。
個々の授業科目とDP、CPとの関係を明確化することによって、シラバスだけではわかりにくかった大学全体のカリキュラムを俯瞰することができる。

キャンパスライフ

本学では、学生生活の実情を把握し、今後の福利厚生などの改善及び修学支援に資する基礎資料を得ることを目的として、学生生活実態調査(キャンパスライフ)を実施している。

【学生生活実態調査】

クリッカー

授業者と学習者の双方向コミュニケーションを可能にするツールの1つ。学生1人1人が手のひらサイズのリモコンを持ち、講義中に出される質問に対してリモコンの番号を押して回答する。学生の回答は瞬時に集計され、結果がグラフ等でスクリーンに映し出される。
徳島大学でも、全学を対象にクリッカーセット一式の無料貸出を行っている。

参考
クリッカー貸出についての問い合わせ先
徳島大学総合教育センター教育改革推進部門
088-656-7686(内線:81-7115)
kykikakuk@tokushima-u.ac.jp

コンピテンシー

OECD(1997)は、「コンピテンシー(能力)」を、単なる知識や技能だけではなく、技能や態度を含む様々な心理的・社会的なリソースを活用して、特定の文脈の中で複雑な要求(課題)に対応することができる力と定義し、特に

  1. 人生の成功や社会の発展にとって有益
  2. さまざまな文脈の中でも重要な要求(課題)に対応するために必要
  3. 特定の専門家ではなくすべての個人にとって重要

といった性質を持つ「キー・コンピテンシー」として

  1. 社会・文化的、技術的ツールを相互作用的に活用する能力(個人と社会との相互関係)
  2. 多様な社会グループにおける人間関係形成能力(自己と他者との相互関係)
  3. 自律的に行動する能力(個人の自律性と主体性)

の3つのカテゴリーを挙げている。

シラバス作成ガイドライン

徳島大学において開講されている全ての授業について、シラバスに記載する項目及びその記載方法について大枠を示したものであり、平成26年11月19日開催の大学教育委員会において定めた制度である。

ティーチング・ポートフォリオ

ティーチング・ポートフォリオとは、教員が自分の授業実践や教育指導を目に見える形で第三者に伝えるために記録した「教育業績ファイル」のことで、自らの教育活動について振り返り、その自らの記述をエビデンスによって裏付けた厳選された記録である。
海外では1980年代にカナダで始まり、1990年代以降アメリカで普及し始めた。
現在では北米における教育改善のツール或いは昇格や採用などの人事評価に関わる資料とて事実上必須の文書となっている。
日本では中教審の答申「学士課程教育の構築に向けて」(2008年)において、大学に期待される取組として、次のように言及されている。

「教員の人事・採用に当たっての業績評価について、研究面に偏ることなく、教育面を一層重視する。教員の評価に際しては、授業改善に向けた様々な努力や成果を適切に評価する観点から、教員が教育業績の記録を整理・活用する仕組み(いわゆるティーチング・ポートフォリオ)の導入・活用を積極的に検討する。」と明記されている。

ティーチング・ポートフォリオの特徴は、

  1. 自らの教育活動を振り返ること自体が教育改善の第一歩である
  2. 評価者に向けて自らの教育活動を表現できる有効な手段である
  3. 自らに関する情報が一冊にまとめられ、各種評価への対応が迅速にできる
  4. 今後の自らの教育活動の道標となる
  5. 教育者としての活動を、教育理念を軸に一貫性をもって明文化することで、教育に携わることを改めて意識化出来る。
    「教員をやっていて良かった!」と思えるきっかけを作れる

等があげられる。

ティーチング・ポートフォリオ作成ワークショップ

教育力開発コースの1つのプログラムであり、3日間かけて自身の教育活動について振り返り、記述した本文とその記述を裏づける資料(エビデンス)から成る教育業績に関する記録(ティーチング・ポートフォリオ)を作成する。
ワークショップでは、参加教員(メンティー)にメンターが寄り添い、ティーチング・ポートフォリオを作成する。
本ワークショップは、ティーチング・ポートフォリオネットワークが定める「ティーチング・ポートフォリオ・ワークショップ基準」に則ったワークショップである。

ティーチング・ポートフォリオネットHP(2017.5.29参照)

ティーチングライフ

本学では、教員の教育に対する意識等の実態を把握し、今後の教育改革並びに教育の質向上のための基礎資料を得ることを目的として、教員の教育に対する意識調査(ティーチングライフ)を実施している。

【教員の教育に対する意識調査報告書(ティーチングライフ)】※学内ネットワークのみアクセス可能

ディプロマ・ポリシー(DP)

卒業認定・学位授与の方針のこと。中教審大学分科会大学教育部会(2016)※では、「各大学、学部・学科等の教育理念に基づき、どのような力を身に付けた者に卒業を認定し、学位を授与するのかを定める基本的な方針であり、学生の学修成果の目標ともなるもの」と位置づけられている。

参考
※中央教育審議会大学分科会大学教育部会(2016)「卒業認定・学位授与の方針」(ディプロマ・ポリシー)、「教育課程編成・実施の方針」(カリキュラム・ポリシー)及び「入学者受入れの方針」(アドミッション・ポリシー)の策定及び運用に関するガイドライン
徳島大学のDP

ナンバリング

授業科目に適切な番号を付し分類することで、学修の段階や順序等を表し、教育課程の体系性を明示するしくみ。
本学では、学問領域を表すコード(英字4文字)と科目番号(4桁の数字)、使用する言語コード(1文字)、学科・コースコード(英字3文字)、セクション番号(2桁の数字)で構成されている。

ピア・サポート

仲間同士による支援のことであり、大学におけるピア・サポートとは、学習や学生生活における支援を学生同士が行うことを指すことが一般的である。
近年の大学教育では、学生支援の取組や正課教育・正課外の諸活動、さらには大学教育の運営に学生自身を参画させ、彼らのモチベーションや学習に取り組む積極的な態度をその相互関係の中で高めていこうとする試みが広がってきている(川島2010)。

川島啓二(2010)「大学教育の革新とFDの新展開」,国立教育政策研究所紀要,139,9-20,2010.(2017.5.29参照)

ポートフォリオ

ポートフォリオとは、複数の書類をひとまとめに持ち運べるケース(紙ばさみ、書類入れ)の意味で、語源はイタリア語のPortafoglioである。

ボランティアパスポート

学生による地域でのボランティア活動を促し、地域の未来を創造する人材の育成を支援するために、徳島県と徳島大学が協働で開発したものである。
ボランティア活動を行うことで、パスポートにスタンプを溜めていき、スタンプの数に応じて、大学での単位認定や学長名の修了証交付や、県知事による表彰を受けることができる。

ミッションの再定義

文部科学省は、「国立大学改革プラン」の一環として平成25年12月18日に、医学分野及び工学分野、平成26年4月8日には理学分野、農学分野、人文科学分野、社会科学分野、4月21日には保健系分野(歯学、薬学、看護学・医療技術学)に係る国立大学のミッションの再定義結果を公表した。
ミッションの再定義とは、各国立大学と文部科学省が意見交換を行い、研究水準、教育成果、産学連携等の客観的データに基づき、各大学の強み・特色・社会的役割(ミッション)を整理したものである。
今後、それぞれの大学の強みや特色を伸ばし、その社会的役割を一層果たしていくため、国立大学の機能強化を図ることを目的としたものである。

ラーニング・コモンズ

複数の学生が集まって、電子情報も印刷物も含めた様々な情報資源から得られる情報を用いて議論を進めていく学習スタイルを可能にする「場」を提供するもの。
その際、コンピュータ設備や印刷物を提供するだけでなく、それらを使った学生の自学自習を支援する図書館職員によるサービスも提供する。

ラーニング・ポートフォリオ

学生が、学習過程ならびに各種の学習成果(例えば、学習目標・学習計画表とチェックシート、課題達成のために収集した資料や遂行状況、レポート、成績単位取得表など)を長期にわたって収集したもの。
それらを必要に応じて系統的に選択し、学習過程を含めて到達度を評価し、次に取り組むべき課題をみつけてステップアップを図っていくことを目的とする。
従来の到達度評価では測定できない個人能力の質的評価を行うことが意図されているとともに、教員や大学が、組織としての教育の成果を評価する場合にも利用される。
(学士課程教育の構築に向けての用語解説から)

ラーニングライフ

本学では、学生の学修意識や学修に関する実態を把握し、今後の教育改革並びに修学指導に資する基礎資料を得ることを目的として、学生の学修に関する実態調査(ラーニングライフ)を実施している。

【学生の学修に関する実態調査】

らぱっと

サポート系サークル「らぱっと編集部」が刊行する学生による情報雑誌である。

リフレクション

日本語で「内省」の意。
人材育成の分野における「リフレクション」(reflection)とは、個人が日々の業務や現場からいったん離れて自分の積んだ経験を「振り返る」ことを指す。
過去に起こった出来事の真意を探り、その経験における自分のあり方を見つめ直すことで、今後同じような状況に直面したときによりよく対処するための「知」を見出そうとする方法論である。
自分の思考と行動を注意深く振り返り、過去や未来の意味づけ、捉え方、関係性をあらためて考え直し、再構築することである。
それによって、自分が取り組んできたことをもう一度意味づけし直し、自分が実現したい世界さえも再構築して、今を歩み続けることである。

ルーブリック

ルーブリックとは、赤いインクを意味するラテン語(rubrika)に由来する。
祈祷書の重要な指示を記すために使われ、努力の積み重ねを示すための目標を指すようになり、行動規範といった意味で使われるようになった。
教育用語としては、絶対評価の判断基準表を意味する用語として広く使われている。
目標に準拠した評価のための「基準」づくりの方法論であり、縦軸に学生が何を学習するのかを示す評価規準と横軸に学生が学習到達しているレベルを示す具体的な評価基準を示したマトリックスで表される。

学士力

2008年の中央教育審議会で提言された学士課程共通の学修成果に関する参考指針のことであり、学士課程修了者が身につけていることを期待されている能力として定義され「知識・理解」「汎用的技能」「態度・志向性」及び「統合的な学習経験と創造的思考力」の4分野12項目から構成されている。
個々の大学における学位授与の方針等の作成や分野別の質保証の枠組み作りを促進・支援することが目的となっている。

  1. 知識・理解
    専攻する特定の学問分野における基本的な知識を体系的に理解(多文化の異文化に関する知識の理解、人類の文化・社会と自然に関する知識の理解)

  2. 汎用的技能
    知的活動でも職業生活や社会生活でも必要な技能(コミュニケーション・スキル、数量的スキル、情報リテラシー、論理的思考力、問題解決力)

  3. 態度・志向性
    自己管理力、チームワーク・リーダーシップ、倫理観、市民としての社会的責任、生涯学習力

  4. 統合的な学習経験と創造的思考力
    自らが立てた新たな課題を解決する能力

学修成果基盤型教育(アウトカム基盤型教育)

日本薬学会は、学習成果基盤型教育(outcome based education; OBE)の説明として、卒業目標(学習アウトカム)を設定し、それを達成できるように目標、方略、評価など教育全体をデザインする教育法であり、卒業目標を達成できるように1年次から順次性のある学習目標を設定するラセン型カリキュラムである(Harden,1999年)としている。

OBEの有用性としては、

  1. 教育の質の保証
  2. 順次性のある6年一貫カリキュラムの作成
  3. 学習項目の重複、欠落をなくす
  4. 学生、教員双方に分かりやすい
  5. 評価がしやすい
  6. 教育の継続性を担保

などがいわれている。(2012.5.FYI)

学生の学習を促進する授業実践事例カード

徳島大学の授業において実際に実践されているさまざまな実践について、その概要や詳細な内容を1枚のカードにまとめたものである。
全学FDプログラムにおいて活用したり、学内限定ホームページで公開されており、徳島大学の教職員であれば、いつでも閲覧することができる。

各事例は

  1. 専門分野
  2. 教育的意図
  3. クラスサイズ
  4. 所要時間

ごとに検索することができる。

基礎的・汎用的能力

2009年5月12日開催のキャリア教育・職業教育特別部会(第7回)において配布された資料に社会的・職業的自立のために、卒業する学校種にかかわらず、共通して身につけさせる必要がある「基礎的・汎用的能力」について、それまでの審議において出された意見として次の力がリストアップされている。

  • コミュニケーション能力(特に聞く力)・粘り強さ(ディシプリン-鍛錬-に通ずる)、我慢(継続)
  • 自ら課題を発見し、解決を図る力、自ら目標を立て、行動する力
  • 変化や未知の問題への対応力
  • 仲良くする能力(協調性)
  • 論理的な思考力
  • 段取りを組んで取り組む力

など

教育について考え提案する学生・教職員専門委員会

徳島大学総合教育センター運営委員会のもとに設置された専門委員会であり、学生の意見を教育改革に反映させることが目的である。
テーマごとに学生と支援教員による少人数のワーキンググループを設置し、日常的に課題の調査、提案の作成を行っている。
ワーキンググループが作成した提案は、専門委員会の承認を経て、教育担当副学長に提案され、改善への対応が関係部署に指示される。
専門委員会で活動する学生には、教育担当副学長より委嘱状が交付される。

教育の質保証

高等教育機関が、大学設置基準等の法令に明記された最低基準としての要件や認証評価等で設定される評価基準に対する適合性の確保に加え、自らが意図する成果の達成や関係者のニーズの充足といった様々な質を確保することにより、高等教育の利害関係者の信頼を確立することを指す。
国境を越えた教育提供の活発化等による国際的競争環境下における高等教育の質保証についても重要な要因となっており、大学設置認可制度等の事前規制、自己点検・評価や認証評価制度等の事後評価等を通じて、高等教育の国際化に対応するため、高等教育機関の質の向上や多様化・個性化の推進とともに、それぞれの制度自体の改善向上も重要となっている。
(大学改革支援・学位授与機構刊「高等教育に関する質保証関係用語集」より)

教育力開発コース

徳島大学において講師、または准教授として新規採用、または昇任した教員を対象に、授業設計、授業の実施・改善、教育活動を振り返り、自身の目標を明確にし、改善につなげるといった一連のプロセスを支援する体系的なFDプログラムである。
具体的には、全学FD推進プログラムの「授業設計ワークショップ」、「授業参観・授業研究会」、「ティーチング・ポートフォリオ作成ワークショップ」の3つのプログラムである。
FD委員会が定める「全学FD推進プログラム実施計画」において、対象者は、「授業設計ワークショップ」、「授業参観・授業研究会」を必ず受講し、その後年以内に、「ティーチング・ポートフォリオ作成ワークショップ」を受講することが望ましいと明記されている。

高大接続改革

高等学校教育改革、大学教育改革、及びその中間に位置する大学入学者選抜改革をシステムとして、一貫した理念の下、一体的に行う改革。
2014年12月の中央教育審議会答申で提言されるとともに、2015年1月に国としての具体的な改革実行プランが策定されている。

社会人基礎力

『社会人基礎力』とは、社会人が基礎的に備えておくべき能力のことであり、経済産業省(2006)によって「職場や地域社会の中で多様な人々と共に仕事を行っていくうえで必要な基礎的な能力」と定義された「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」の3つの能力の総称である。

また、全体で12の能力要素から構成されると考えられており、それぞれの能力と能力要素のかんたんな定義は以下の通りである。

  1. 「前に踏み出す力」:(一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力)
    • 「主体性」:物事に進んで取り組む力
    • 「働きかけ力」:他人に働きかけ巻き込む力
    • 「実行力」:目的を設定し確実に行動する力
  2. 「考え抜く力」:(疑問を持ち、考え抜く力)
    • 「課題発見力」:現状を分析し目的や課題を明らかにする力
    • 「計画力」:課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
    • 「創造力」:新しい価値を生み出す力
  3. 「チームで働く力」:(多様な人々とともに、目標に向けて協力する力)
    • 「発信力」:自分の意見をわかりやすく伝える力
    • 「傾聴力」:相手の意見を丁寧に聴く力
    • 「柔軟性」:意見の違いや立場の違いを理解する力
    • 「情況把握力」:自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
    • 「規律性」:社会やルールや人との約束を守る力
    • 「ストレスコントロール力」:ストレスの発生源に対応する力

授業参観・授業研究会

教育力開発コースの1つのプログラムであり、対象となる教員の授業を参観し、その後授業研究会を実施する。
実施は全学に案内され、誰でも授業参観・授業研究会に参加することができる。
授業参観では、教育改革推進部門教員がビデオ撮影を行い、学生アンケートを実施する。
授業研究会で、ビデオ映像やアンケート結果をもとにして、授業での工夫や困っている点などを議論する。

授業設計ワークショップ

教育力開発コースの1つのプログラムであり、2日間かけて授業設計と教育技術に関する理論と実践を学ぶものである。
主な内容は、さまざまな授業方法や理論を習得し、シラバスと授業計画の作成、模擬授業・授業検討会の実施であり、の体験を通して、日常的な教育改善のために相互に協力し学び合う相互研修である。
FD委員会委員も講師、スタッフとして参加する。

授業評価アンケート

本学では、学生の視点から実施されている授業の実態を把握するために授業評価アンケートを実施している。
授業評価アンケートは授業改善の資料として活用され、その一部は公開されている。

【徳島大学 教養教育院】

初年次教育

大学での学習は、教員から一方的に教えられることが多い高校までと異なり、自主的な学習が求められる。
入学直後のその移行がうまくいかず、ドロップアウトしていく学生が多い。
そのためにレポートの作り方や資料の収集方法、教職員とのコミュニケーションなど、大学での学習に必要な基本的な方法について教える。導入期教育ともいわれる。
また、週5日制などによる授業時間の短縮などが原因で、学力不足の学生が増えたために、高校までに学習しておくべき内容を補習する「リメディアル教育」も、これに含まれる。
よく引用される溝上慎一(2014)の定義では、「一方向的な知識伝達型講義を聴くという(受動的)学習を乗り越える意味での、あらゆる能動的な学習のこと。
能動的な学習には、書く・話す・発表するなどの活動への関与と、そこで生じる認知プロセス(*)の外化を伴う。」とされている。
本学では、「教員による一方向的な知識伝達とは異なり、課題演習、質疑応答、振り返り、グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーション等を取り入れることにより、学生自らが考え抜くことを教員が促し、学生の能動的な学習を促進させる双方向の教授・学修のこと」とする定義(2014)を採用している。

少人数クラス担任制ガイドライン

各学部において学生指導を行う際の担任制度を全学的に導入するために、平成27年10月21日開催の大学教育委員会において定めた制度である。

仁生イノベーショングラント

徳島大学において、元本学薬学部教授である藤多哲朗京都大学名誉教授からの寄附金を基に、徳島大学の若手研究者による勉強会を支援する助成事業である。
中期目標において「研究実施体制等に関する目標」として掲げている大学の部局を超えた学際的な研究の推進及び研究の質の向上等を図ることを目的とした、若手研究者による勉強会(参加者5人以上)を対象とし、平成29年度中に開催し、かつ、学外講師を招聘する勉強会に限り公募している。

仁生イノベーショングランド(2017.5.29参照)

全学FD推進プログラム

徳島大学FD委員会において実施される全学FDプログラムである。
年度ごとに計画が作成され、ミクロ・ミドル・マクロの各レベルにおいて体系的なFDが実施されている。
また、年度ごとに実施計画を作成し報告している。

平成29年度全学FD推進プログラム計画(2017.5.29参照)
平成28年度全学FD推進プログラム実施報告(2017.5.29参照)

大学教育カンファレンスin徳島

徳島大学全学FD推進プログラムの1つで、これまでのFD活動の成果を検証し、FDネットワークを充実・発展させる機会となるよう、本学や他の高等教育機関で行なわれている教育実践の先駆的な取り組みを共有し、大学教育の質的向上に向けた努力の成果を確認するプログラムである。

大学教育研究ジャーナル

大学教育改善を目指すFD推進プログラムの一環として刊行している論文誌である。
FD研究及びFD活動を中心とし、高等教育に関する研究なども含め独創的な論文を募集している。

大学教育研究ジャーナル(2017.5.29参照)

大学教育再生加速プログラム(AP)

Acceleration Program for University Education Rebuildingの略。
文部科学省が主導する、「国として進めるべき大学教育改革を一層推進するため、教育再生実行会議等で示された新たな方向性に合致した先進的な取組を実施する大学を支援すること」を目的とした補助金事業※。
徳島大学はテーマI「アクティブ・ラーニング」において、初年次教育プログラム「SIH道場~アクティブ・ラーニング入門」を軸とした取組で採択されており、2016年度からはテーマ別幹事校も務めている。

参考
※文部科学省(2014)大学教育再生加速プログラム

大学教育再生加速プログラムシンポジウム(APシンポジウム) 徳島大学において、初年次教育プログラム「SIH道場」で導入されたアクティブ・ラーニングの取り組みを、学士課程全般に浸透させていくことを目指して実施されているシンポジウム。平成29年度からは、APテーマI「アクティブ・ラーニング」採択校9校の一部との共催として実施する。

大学教育再生加速プログラムシンポジウム(APシンポジウム)

徳島大学において、初年次教育プログラム「SIH道場」で導入されたアクティブ・ラーニングの取り組みを、学士課程全般に浸透させていくことを目指して実施されているシンポジウム。
平成29年度からは、APテーマI「アクティブ・ラーニング」採択校9校の一部との共催として実施する。

中期目標・中期計画

中期目標は国立大学法人が6年間に達成すべき業務運営に関する目標として、予め大学から提出する中期目標原案を踏まえ、文部科学大臣が定め、国立大学法人に提示されるものである。
また、中期計画は、文部科学大臣より提示された中期目標を達成するための具体的な計画として大学が作成し、文部科学大臣の認可を受けるものである。

中教審答申

中教審とは、中央教育審議会のことである。一般に審議会とは、各省庁が民意に耳を傾けるため、法律や政令によって設置される合議制の諮問機関である。
大臣などの諮問に応じて調査・審議し、その結果を報告・意見という形で答申する。
中央教育審議会は、文部大臣の諮問機関として1952年に設置された。
教育の専門家など、文部大臣の任命する20人以内の委員で組織されている文部科学大臣の諮問に応じて教育の振興、生涯学習の推進を中心とした人材育成、スポーツの振興に関する重要事項を審議することを目的として文部科学省に設置された機関。
中央教育審議会の下には分科会等が置かれ、そのひとつに高等教育に関する重要事項を扱う大学分科会がある。

徳島大学のFDの定義

徳島大学におけるFDを推進するために、2011年9月28日に大学教育委員会において承認されたものであり、次の通り定義されている。

「本学の教育理念・教育目標を実現するための取組であり、教職協働の下に学生の参画を得て、組織的な教育改善・改革を推進し、その妥当性・有効性を不断に検証することによりさらなる改善を図る活動。」

徳島大学FDの定義(2017.5.29参照)

徳島大学のアクティブ・ラーニングの定義

徳島大学がアクティブ・ラーニングを促進するために、2014年5月21日に大学教育委員会において承認したものであり、次の通り定義されている。

反転授業

「説明型の講義など基本的な学習を宿題として授業前に行い、個別指導やプロジェクト学習など知識の定着や応用力の育成に必要な学習を授業中に行う教育方法」のこと。
「講義(=教師による説明)による基本的な学習を授業前に完結させる点で、授業前に教科書を読む、例題を解いてみるといった従来の予習とは異なる」とされている(東京大学大学院情報学環反転学習社会連携講座、2015)。

参考
東京大学大学院情報学環反転学習社会連携講座(2015)序文 J. バーグマン・A. サムズ(2014 東京大学大学院情報学環反転学習社会連携講座監修 上原裕美子訳 2015)反転学習-生徒の主体的参加への入り口 オデッセイコミュニケーションズ

飛ぶノート

スキャナなどでPDFファイルに変換した手書きファイルをMaharaサーバの各学生ページや教員が作成したグループページに転送するツール。
教員は担当授業で学生に課したマークシート付き手書きレポートを集め、必要に応じてコメントを書いた後、紙ファイルをスキャナでPDFファイルに変換する。
その後、「飛ぶノート」へアクセスし、PDFファイルをアップロードすることで、システムがレポート上部のマークシートから学籍番号を読み取り、Maharaサーバの学生ごとのファイル保存領域へファイルを自動保存する。
学生は各自でMaharaへアクセスし、教員から返却されたレポートを確認することができる。