大学院生・学部卒業予定者と学長との懇談会(19年)

大学院生及び学部卒業予定者と学長との懇談会の様子

平成19年11月29日(木)、工学部共通講義棟大会議室で「大学院生及び学部卒業予定者と学長との懇談会」を開催した。

大学院生との懇談会は今回で7回目となるもので、各研究科・教育部の大学院生14名が、学部卒業予定者との懇談会は今回で9回目となるもので、各学部の卒業予定者9名が、大学側からは青野学長、川上副学長、長尾副学長、及び各研究科・教育部長(学部長)等が出席した。

青野学長から徳島大学の現状について、長尾副学長から本学の研究の現状について説明があった後、事前に寄せられた学生からの意見・質問を基に、川上副学長、各研究科・教育部長(学部長)等から各部局の現状説明を含め、回答がなされた。

学生からは、修学、大学生活、施設・整備、進路・就職等について活発な意見が出され、有意義な懇談会となった。


大院生からの主な意見等対応
大学院教育について
・私たちの専攻では、たいていが臨床心理士を目指している学生で、そのための授業が組まれており充実しています。他の専攻の内容も学習しなくてはならない のが一つの特徴で、通常の臨床心理専攻が授業を行う時間帯(18時~21時10分)とは違うとき(午前中など)に来なくてはならないのは少し大変だと感じ ています。(人間・自然環境研究科) ・社会人を受け入れる為に、夜間の授業開講をしていますが、開講数の不足、開講分野の偏り、1つの時間帯への集中など、夜間に受講するうえで不便な状況があるようです。来年度の時間割編成にあたって、改善を図りたいと思っています。
・授業数が多く、実際出席数のみで成績が判定されるものがあるので、もっと効率的なカリキュラムが必要だと思う。もしくは選択の幅を広げてほしい。(医科学教育部) ・e-learningの成績判定との関係もあり、今後はできるだけレポートによる成績判定に変えていく予定です。また、連続して授業をうけられない大学 院生のための「長期にわたる教育課程の履修」の制度もあり、かなり柔軟に対応できると思います。選択の幅については、制約があると思われた科目について指 摘していただければ検討いたします。
・自分はMD-Ph.D.コースに在籍しているが、なかなかこのコースに進学する人が増えない。 学部へのPRも含めて大学としてもより一層このコースの充実をはかってほしい。(医科学教育部) ・MD-Ph.D.コースは平成15年に3名の進学者がありました。そのうち2名が3年で学位を取得して医学部に再入学し、現在6年生に在学中です。先輩 の今後の活躍を見ることで後に続く人が増えることを期待しています。医科学教育部としても、入学料の補助をするなどしてこのコースの発展を目指しています が、今後どのような支援ができるか更に検討していきたいと考えています。
・授業の内容としてはとても興味深いものも多いが、授業のタイトルと内容が合っていない場合もあり、残念なことがある。規定の単位を取ることが授業を受け る目的のようになっているような気がするので、自身の興味や視野を広げるような授業を受けたいと思う。(保健科学教育部) ・教員は各教員の専門性に基づき授業内容は十分検討しています。指導教員や授業担当教員に自ら積極的に相談することによって、授業の目的や意図を理解する よう努力してください。できるだけシラバスに沿って授業をするように考えます。同時に、授業も大学院生と教員がともに内容を充実させていくものですので、 積極的に担当教員と相談してください。
・臨床講座ということもあり、研究の時間よりも臨床の時間が大半となり不満を感じる。しかし、大学院生も外来診療を行わなければならないほど人手不足となっている現状ではどうすることもできない。(口腔科学教育学部) ・本年6月に調査を行った結果、臨床系大学院生33名のうち、週あたりの診療時間数が多い学生がいることがわかりましたので、今後の課題と考えます。
・授業に関して:研究等の理由により、授業を遅刻、早退、欠席することがあり、出席日数に影響する場合がしばしばある。出席しても寝ている人もいる。どん な形でもいいので、(レポート、発表、ディスカッション等)、講義に参加でき、それを評価して欲しい。(話を聞くだけなら本を読んでも同じだし、難しい内 容なら、眠くもなる・・・)(薬科学教育部) ・講義の方法、内容及び評価については、担当教員に一任されておりますが、教員FD研修会等を行い、教員が講義等について工夫・研究を行うように働きかけております。
大学院講義については、e-learningによる講義が開始されており、各教育部で多様な方法で評価を行うことが検討されております。
・お知らせシステム等で用いる個人のパスワード変更を可能にしてもらいたいと思います。最近、授業で多用されてきているu-learningはとても便利 でよいシステムだと思いますが、ログインするのに、指定のパスワードでしかログインできません。初期設定のパスワードはややこしく、ログインするたびにそ のパスワードを確認しなければいけないので少し手間がかかります。今後 u-learning 等を広めていくのであれば、個人でパスワードを設定できれば使用頻度も高くなるのではないかと思います。(先端技術科学教育部) ・お知らせシステム、u-learningで使用されるパスワードは、教育計算機システム(高度情報化基盤センターが、学生向けに提供しているパソコン)のログインパスワードと共通であり、教育計算機システムよりパスワードの変更が可能です。
変更操作法は、高度情報化基盤センターが配布している「利用の手引き」に記載してあります。または以下のURLでみることができます。
(http://www.stud.tokushima-u.ac.jp/doc/tebiki/tebiki.pdf)
なお、お知らせシステム、u-learning等のWEB端末からのパスワードの変更については、技術的問題及びセキュリティ上の問題解決の目処がつかないため当面予定はありません。変更方法の手段について、引き続き検討します。
大学の施設・設備について
・今、心理学の研究室には研究場所とパソコンが足りません。大学院生25名余り、学部生(3年生以上)60名くらいで9台のパソコンを使っています。専門 の特色上、とても重要な個人情報を扱うことがほとんどで、自宅ではなく、研究室でデーターの処理をしなくてはなりません。現状では作業にならず困っていま す。もう少し、研究場所の確保とパソコンの導入を検討できないでしょうか。(人間・自然環境研究科) ・大学院生数が増加している上、研修相談員もいますので、PC台数が少なく部屋も狭くなってきています。心理学サブコースとしては今年実験室を1室増加し、PCも3台入れています。少しずつ改善しますので、ご了解ください。
・可能であれば工事をもっとピッチを上げて進めてほしい。(医科学教育部) ・既存建物の改修工事は、工事期間中は建物を使用できないため、別の場所へ移動していかなければなりません。そのため、広範囲に及ぶ改修工事では何回かに 分けなければ工事ができない場合がよくあります。医学系総合実験研究棟の改修工事においても、人や物品の移行計画を検討したうえ、平成17年度より順次計 画的に行っており、現在は4期計画の3期目の工事を行っております。
また、現在の3期目の工事は平成20年3月に完成予定ですが、これ以上工事のピッチを上げることは困難です。工事期間中は騒音等でご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力をお願いします。
・医療技術短期大学部から大学に改組され、部屋数に限りがあることは仕方ないと思うが、大学院生室の前の廊下はソファーなどがあり、学部生たちの溜まり場 となっていて少し声がにぎやかすぎることがある。また、2年生の部屋を通らないと自分の机のある部屋に行けないので、部屋の便利が悪い。「大学院生」とし ての環境が欲しい。(保健科学教育部) ・医療技術短期大学部から保健学科に改組に伴い、旧第5病棟を改修して保健学科が利用できるスペースを広げる計画でしたが、国の財政状況が悪化し、未だそ の予算が認められず、全く短大時代のまま学部生の増加と大学院のためのスペースを確保しなければならない状況が続いています。そのため、旧第5病棟の改修 を毎年概算要求し、また研究機器等を充実するための外部資金獲得に努力しています。このような現状の中で、研究を推進してもらえるよう、大学院生には他に 優先して、自習スペースはできる限り確保しています。また、看護学専攻では、教員の部屋も拠出して学部生、大学院生の学習環境の場を生み出しており、これ 以上拠出する場がない状況です。
なお、大学院生室周辺の環境整備には、静かにするよう掲示をして注意を促します。
・歯学部の冷暖房設備、特に冷房設備に不満があります。7月~9月15日までの期間しか冷房がつかないのはとても厳しいです。また、19時に冷房が切れるため、夜間研究に差し障りがあります。(口腔科学教育部) ・経費節減の関係で実現は難しいかもしれませんが、今後、検討していきます。
・掲示板に掲載されている内容には、インターネット上では見られないのですか?講義に関する事柄は見られるのですが、その他の情報は掲示板を見なくてはわかりません。(薬科学教育部) ・薬学部のホームページに、講義の変更、休講等の情報を掲載しておりますが、これは教務関係の中で1学年全員にお知らせする内容を掲載しております。
奨学金、授業料免除募集等の希望・該当の学生さんからの申し出によるものについては、学部及び大学院の各掲示板に掲示しております。
また、長期にわたり注意喚起する物等を掲示しております。
掲示物の中には応募期間内(1月以上)掲示している物もあり、ホームページに全て掲載することは、件数の増加による見落としの発生及び内容の確認に多くの時間を要する、という弊害もあると思います。
なお、掲示板を増やし、見やすい掲示をすることを計画しております。
・可能であるならば、第2食堂横の自動販売機がある休憩スペースに雨よけの屋根を設置してもらいたいと思います。工学部には、生協横にあるような屋根つき の休憩スペースがなく、特に長時間学校で研究を行っている大学院生にとっては、雨の日の休憩場がなく困っています。(先端技術科学教育部) ・屋根付きスペースは必要と思いますので作る方向で検討したいと思います。
・研究室単位およそ教師、ポストドクター、学部生を含め36名程度の人数が研究を行っている。しかし、各研究室の部屋数は限られており、一人が使えるス ペースが非常に狭いというのが現状です。そこで、研究費取得状況もしくは研究室在籍人数により、各研究室が使用できる教室数を変更できないでしょう か。(先端技術科学教育部) ・適正な研究スペース、環境を確保するため、共同スペースの有効利用をさらに推進するとともに、共通実験室の共用を行いたいと考えています。なお、毎年、 学生実験の開始前に学生実験に関する会議を開いて、班編成やTA数などを決め、なるべく全ての学生に平等に実験を経験してもらうように努めています。
進路・就職活動について
・就職活動の情報がもっとわかりやすくかんたんに入手出来る様にしてほしい。
(人間・自然環境研究科)
・企業の求人案内など就職支援室に寄せられる膨大な情報は、就職状況検索システムで簡単に検索できます。同時に紙媒体で支援室に保管してありますので、手 にとって見ることも出来ます。これらは、総合科学部就職委員を通して各コースにも配られているので、委員の先生や指導教員に保管場所を尋ねれば、支援室に 出向かなくても閲覧できると思います。また、各先生に直接寄せられる情報も若干あると思いますが、それらに関しては指導教員とのコミュニケーションをよく 取ってください。
・今から博士後期課程に進む後輩達に対して、進む意義というか、そこで得られるものは何かということを、先生方に対して、教育を求めていいものなのか、そ れとも自分で探していかなくてはならないのか、そこらへんがあいまいではないかと思います。いくつかの概念を示していただいた方がみんな安心できるのでは ないかと思います。(栄養生命科学教育部) ・栄養学科の場合に関しては、国立大学では徳島大学以外には栄養学科がありませんので、卒業生はすでに200名近く、大学の教授、准教授になっておりま す。卒業すれば日本の栄養学の分野での教育のポジションをとっていただきたいということ、それと外国への留学を積極的に進めてそして就職に関しましては同 窓会がバックになってかなりの意味で現在動いています。卒業後の進路に関しては、学科単位、あるいは卒業生のルートを通じて出来るだけ斡旋しているつもり です。徳島大学でしかできないという人材育成を我々は行っています。是非次のポジションに、就職も含めて進んでいただきたいと思います。それは全員でバッ クアップする体制があると自信を持っています。
・社会人の方がメインの大学院ということもあり、就職活動もする人は少ないと思うが、大学院生に向けた就職支援などがあるのか知りたい。また、学部生たちが大学院に興味が持てるように、話をするなどの機会があればよいと思う。(保健科学教育部) ・徳島大学就職支援室では、来年度卒業・修了予定者対象の「就職の手引」を作成しています。保健科学教育部でも、掲示板にて配付の案内をしていますので、就職活動を開始するにあたっては参考にしてください。
また、指導教員が、情報を持っていると思いますので、積極的にご相談ください。
・大学に残って研究臨床をしたいのですが、ポストが少なく、卒業後の進路に迷っています。(口腔科学教育部) ・ ポストが少ないのは、教員側の悩みでもあります。大学の方針として、若手研究者育成のための助教の任期制度、歯学部における助教採用時の学位の資格などありますが、ポスト獲得の対策はさらに必要と考えています。
・薬学部では十分に進路・就職活動ができている。学内メールや就職支援室、先生方のサポートにより、進路・就職に関する情報はいつでも得られる状態にある。「情報を得る」という意味において、大学院生よりも学部生の方が制約が大きいのかもしれない。(薬科学教育部) ・学部生に対しては、1年次の大学入門講座での先輩による講演、2・3年次学生には、薬剤師、研究者、教育関係者等になられた卒業生・修了生による業務説 明講演会を行っています。4年次又は大学院生のように、メール等によるリアルタイムでの募集状況の発信はしていませんが、学部生も薬学部就職支援室の利用 は24時間可能ですし、掲示による募集情報の提供に関しても順次更新しております。学部生に対する多様な職種の紹介及び情報提供は、今後さらに充実させて 行く予定です。
・4年生から各研究室に配属されるが、配属された4年生は配属先がどのような研究を行い、どういった状況で研究を行っているかあまり知らないことが多い。 また、イメージ先行で研究室を決定する場合も多い。学科主催の研究室インターンシップもあるが、一度に回る人数が多くあまり詳しく説明できていないように 思う。もう少し、3年生までに少人数で詳しく説明でき、在籍する大学院生と話す機会が持てれば上記の問題も解決するように思います。(先端技術科学教育 部) ・工学部は現在、7学科を有し、学科による研究室配属は、いろいろな対応を行っております。研究室の照会・説明を行うイベントを学生と教員の会が中心と なって企画したり、各研究室で行っている研究内容等の情報を学科ホームページから取得し学生が自ら、各研究室の教員のオフィスアワーを活用して質問や説明 を受けるように指導している学科又2年生の前期に行っている学内インターンシップで説明する学科もあります。研究室配属は4年の卒業研究はもとより、博士 前期課程での研究へも大きく影響を与えるものです。工学部では今回の意見を参考に、今後教務委員会が主体となり検討を行いたいと考えております。
その他
・女子トイレにおいてスタンガンで襲われた事件がありました。臨床心理学専攻には特に女の子が多く、夜も9時過ぎまで授業があるため、事件以降「怖い」と 言う声が多くなったように思います。警備の強化やセキュリティの強化など何か対策はたてられないでしょうか。(人間・自然環境研究科) ・特に問題のあった総合科学部1号館が非常に暗いので、トイレの付近では、昼間でも電気をつけるように要請をしました。また、掲示板には学生さんに対して 注意するようにメッセージを送りました。特にトイレが少し奥まったところにありますので、改修の折にはそういうことを考えて改修をしたいと思っています。
・保健科学教育部は設置されてまだ1年と半年ということで先輩も少なく、社会人の方がメインの大学院ということもあり、現役で入学した学生はどのように大 学院生生活(授業、研究など)を効率よく送ればよいか、というアドバイスをもらうことがなかったので、他の学生との交流があればアドバイスなどももらえた のでは、と思う。(保健科学教育部) ・大学院生は明確な目的意識を持って入学していると考えていますので、積極的に教員や先輩と交流を図り、受動的ではない充実した学生生活を送るよう努力し てください。悩みや疑問があれば、指導教員を中心として複数の教員による指導体制をとっていますので、相談してください。
・授業料免除及び奨学金の採否について、採否の理由を学生に教えてほしい。例えば授業料免除で、前期免除で後期だめ、何故だという声をよく聞く。(薬科学教育部)  ・授業料免除及び奨学金の採否については、どちらも「学力」と「家計」の基準により選考していますが、授業料免除者数及び奨学金採用者数とも人数が限られているため、選考基準を満たしていても、不許可(不採用)になることがあります。
授業料免除に関しては、前期と後期で申請者数、申請者の家計状況等が異なり、全く同じ条件ではないので、前期と後期の結果が変わる場合もありますが、採否の理由を聞きに来られた学生には説明しておりますので、各学部の授業料免除担当窓口までお問い合わせください。
なお、今年度からは、授業料免除申請者の家計状況が文部科学省の定める家計基準額以下で、かつ学力が優秀な申請者は、全額または半額の免除が受けられるよう配慮しました。
また、日本学生支援機構の奨学金に関しては、大学院生の場合、第一種奨学金(無利息)または第二種奨学金(利息付)のどちらかには採用されています。
・大学院博士後期課程に在籍している学生は、将来の研究者を目指している学生が多いと思います。その為、家族からの経済的な援助を受けていない学生も多いです。しかし、授業料は学部生及び博士前期課程の学生と同程度支払わなければならず、かなりの負担があります。
日本学生支援機構からの補助を受けても、授業料と生活費両方負担し、さらに専門性の高い教科書を購入して学生生活を行うのは非常に難しいです。さらに、 TAは年間の行う回数が少なく、支給される金額も年間一人当たり数万円程度です。またRAにおいてはさらに受け入れ数が少なく、ほぼ回ってきません。当然 アルバイトを外部で行う余裕もありません。
このような状況では、現在博士課程を希望する学生も躊躇するように思います。優秀な学生を徳島大学から輩出する為にも、大学側が博士課程進学者は授業料 を半額とする事や半額免除を優先する事、TA、RAの増設、特待生枠の設置など学生に対して金銭的な事で対応していただきたいと思います。(先端技術科学 教育部)
・本学の授業料は、文部科学省が定める授業料標準額(国立大学等の授業料とその他の費用に関する省令)とすることとしており、この中で「大学学部」と「大学院研究科」は同額の授業料となっています。
本学における奨学援助の方法として、授業料免除制度があり、経済的な理由によって授業料の納付が困難で、かつ、学業優秀と認められる者には選考のうえ、授業料の全額又は半額が免除されます。
昨年度までは基準を満たしていても不許可になる場合がありましたが、今年度から基準適格者については、全員が全額又は半額の免除が受けられるように配慮しました。
また、日本学生支援機構奨学金の貸与を受けた学生のうち、在学中に特に優れた業績をあげた者として機構が認定した場合は、奨学金の全額又は半額の返還が免除される制度があります。
この制度は、平成16年度以降の大学院第一種奨学金(無利息)採用者のうち、当該年度に貸与期間が終了する者が対象で、申請希望者には大学院における成績証明書、学位論文要旨等の書類を提出してもらい、それらにより大学で選考し、機構に推薦します。
平成18年度は、修士・博士前期課程において、奨学金貸与終了者112名のうち34名が、博士・博士後期課程において、奨学金貸与終了者18名のうち5名が返還免除を受けました。
学部卒業予定者からの主な意見等対応
全学共通教育(カリキュラム、授業内容等)及び専門教育について
・卒業までにあと何単位必要なのかを、単元ごとに個々に確認ができているようにして欲しい。学生便覧を見て、自分で確認をしているだけでは、取り忘れがないのか不安。(総合科学部) ・ウェブの履修登録システム>成績照会>成績集計値・GPAの表示(表示する)、と進んでください。科目区分別修得状況が表示されます。
一部のコース・学年によっては、それぞれのカテゴリーごとに必要な単位数を、現時点までにあなたが修得できた単位数が確認できるようになっています。
コンピュータシステムを平成19年10月にリプレースしましたが、まだ整備できていないコースがあります。年度末までには全コースの2年生以上について各自で確認できるように設定する予定です。
・(全学共通教育)多様な講義が開講されていることは良い。しかし、ほとんどが総合科学部の先生による講義で、半分くらいは他学部の先生の講義を聴きた い。他学部の先生達は全学共通教育の授業に参加しないのか。今の講義区分は意味ない。講義の区分は世の中に通じるものにしてもらいたい。編入学するとき に、とても不便で説明できない。(総合科学部) ・以前は全学共通教育(一般教育)を教える組織として「教養部」というのがありました。 平成5年度から教養部が廃止され、教養部に所属していた教員は、全員総合科学部に移籍しました。全学共通教育授業科目は、総合科学部が中心部局となり、他 の学部が協力して開設することとなっていることから、総合科学部の教員が中心となっていますが、他学部の教員も担当しています。
なお、講義区分は、本学の教育理念とも関連して、十分検討した上で決められたものです
・大学生活は基本的には満足できる範囲である。課外活動ではないが、大学2年後期から将来に向けた研究指導を受けることができ、学部独自の専門性が得られ た。実際、学部生だけの実験内容で海外の専門誌に論文が掲載された。ただ、学生間の目的意識に差があり、先生の間にも研究教育の考え方に差があり、全体と して漠然としている。やはり、社会から理解される専門性が学生、先生に共通にあった方が学生生活は充実するように思う。(総合科学部) ・大学教育は、1)教養人として共通の知的基盤を持つこと、2)専門性的知見を深めること、の2つの目的を持っています。この2つの目的はつきつめると逆 方向を向いてしまう危険性があります。専門性を深めれば深めるほど細かい問題のみに注意を奪われ、全体が俯瞰できなくなってしまいます。そこでいろんな専 門にも通じる知的能力を訓練しようという1)の目的も重要だと分かります。教員の教育活動の考え方に差があるとすれば、2つの目的のうちどちらの比重が重 いと考えているかの違いかもしれません。総合科学部は全学共通教育を担当している部局であることもあり、1)の比重が重いと考えている教員がほかの学部よ り多いだろうと思います。とは言っても総合科学部にも2)が大事ではないと思っている教員はいません。人間には誰にでも好奇心が備わっています。対象は人 によって異なりますが、知らないことを知りたい、隠されていることがらを見究めたいという欲求は誰にでもあるはずです。「学生間の目的意識に差」があると お考えのようですが、向いている方向は違うかもしれないけれど、みんな多分同じくらい強い目的意識、知的好奇心を持っていると思います。教員も同じく目的 意識を持っていて、それぞれ自分の専門が面白いよ、と興味を引こうと努力しています。ただ興味と専門が互いに異なるので、専門性を共通にしてしまうという 訳には行きません。
・専門科目では、講義・実習等、カリキュラムが急に詰まってきます。新カリキュラムになり、臨床実習の前倒しで、さらに専門課程は講義、実習が凝縮しており、2年次前期に行えるものは専門科目も前倒しした方が余裕をもって学べると思います。(歯学部)

・今年度、新カリキュラムに移行してから最初の卒業生となるので、今後、問題点等があれば検討していきます。

・国家試験だけが大切じゃないという考えや、国家試験は基本的なことしか出ないからもっと勉強すべきだという考えも分かるのですが、1年生の時から講義で ここは国家試験に出たことがある範囲だと教えるなどのことをしてほしい。そうすれば、もう少し合格率も上がると思う。(薬学部) ・学生からこのような要望があったことは、全教員に周知するとともに、薬学部教員FD研修会等を通じて薬剤師国家試験の問題等の情報を全教員が共有したいと思います。
・2006年度から薬学部は6年、4年並立になりましたが、入学試験の時に分けて募集してほしいと思う。自分には直接関係ないことだが、一括して入学し途中で分けられるのは不安だと思う。(薬学部) ・一括募集の理由ですが、薬学の学問の多様性は高校卒業段階では充分認識されていないと思われます。そこで、本学部では学生が入学後、薬学の基本(コア) を充分学び、多様な進路の情報を得た後、本人の希望・成績等に応じ、自分の適する進路に進むことが、本人の将来に対し最適であると判断し一括募集としまし た。
現時点では、一括募集、入学後の3年次の10月に学科配属する制度を変更することは考えておりません。一括募集及び分割募集の長所あるいは短所を見極め入試制度に反映させるためには、学科配属を実施した後、十分な議論を行い検証する必要があると考えております。
・実験が3年時のみに集中しているため、1、2年時から徐々に実験を組み込んだ方が効率的であると思う。(工学部) ・生物工学科の現在の教育カリキュラムでは、学生実験は3年生にのみ集中して開講されています。今後のカリキュラム改訂の検討課題に挙げさせていただきます。
大学の施設・設備について
・実験していて分かったが、実験設備は全くお粗末である。20年くらい前の実験機器(フロッピーが見たことのないサイズのパソコンを含めて)を利用して実 験を行っている。それでも何とか専門誌に掲載されそうな実験結果(卒業研究)が得られているのが不思議なくらいである。建物はキレイになっているが中身は 古いまま。ベンチ・花壇・歩道などの周辺整備よりは実験機器にお金を優先させるのが教育機関と思うが、どうでしょうか。(総合科学部) ・大学は少ない予算の中でやり繰りしています。ご指摘のように、設備の更新が遅れていて古い機器があるかと思いますが順次新しくしようと努力しています。教育・研究経費と建物などの環境整備の費用とのバランスが大切だと考えていますのでご理解ください。
・蔵本キャンパスの駐輪場と駐車場について、自転車や、自動車の数に対して、駐輪、駐車設備が設備が少ない。環境整備を改善して欲しい。 ・ 駐輪場については、栄養学科は、工事完成後に、駐輪場の整備を計画しています。保健学科は、今年3月から4月に保健学科棟東側に、夜間照明設備の整った駐 輪場の整備と駐輪スペースの増設が行われました。薬学部では、現在ある薬学部の建物西側駐輪場と蔵本公園側駐輪場の間の空き地を簡易舗装して駐輪場所とし て使用していますが、薬学部助成会の寄附を受けて、簡易舗装の駐輪場所に屋根を設置する予定です。全体的に、駐輪場が少ないということは十分認識しており ます。できるだけ駐輪場を増やすような方向で努力をしながら、みなさんにも、倒れている自転車を起こしてスペースを確保するなど、マナーを守っていただく という方向でお願いしたいです。
駐車場については、大学病院の再開発・医学部改修工事などに伴い、スペースが非常に少なくなり、また、再々の工事に伴い道路の舗装や排水設備も悪く、雨 が降りますと水たまりがたくさんでき、歩行者も運転者も危険な状況となっております。道路の整備については、蔵本キャンパス全体で検討しております。駐車 場に関しては、現在第3次立体駐車場建設が計画され、来年7月頃以降には、少し駐車場スペースの余裕ができ、道路周辺の違法駐車を解消するように計画をし ております。
・6年生には自習室を設けていただいているのですが、1~5年生も利用できる自習室があればと思います。(歯学部) ・自習室については、国試対策として6年次を対象に3部屋自習室を設けています。1年次から5年次については、スペースの関係から現時点では自習室を設けることが出来ないため、空き教室を有効活用し貸出を行っています。

・図書館の利用時間が0時までであることに不便さを感じます。もう少し利用時間を延ばしていただけたらと思います。(薬学部)


・図書館の時間外利用を次の日の開館時間までにしてほしい。(薬学部)

・蔵本分館の時間外特別利用は一昨年度までは24時間サービスを行っておりました。しかしながら午前0時以降の利用が極端に少なく(平成17年度時間外特 別利用者延17,345名のうち午前0時以降の入館者は157名;1日当り0.4人)、また退館時の消灯忘れによる光熱費の無駄が日常的に発生しておりま した。徳島大学全体で経費節減に努めている折から、分館運営委員会において見直しを行った結果、昨年度から現状のサービス時間に変更されました。
以上のような経緯がありますので、直ちに24時間利用を再開するのは難しい状況にありますが、引き続き利用動向の変化等に注意し一定の利用が見込めるようであれば終了時刻の見直しも検討したく考えておりますので、なにとぞご理解の程お願い申し上げます。
・実験中の集中力などに影響があるので、化学応用棟の空調設備を不快と感じない程度の最低限のものにしてほしい。(工学部) ・研究室での問題は、研究室内の教員に相談し解決できればよいが、相談しにくい(できない)場合もあると思います。教育環境の問題は、学科の学生委員または教務委員が窓口になっているので、ご相談ください。また、学年担任も対応しています。
今後、(学科内において)教育・研究環境(研究室・実験室等)に関するアンケートを実施し、学生からの要望を受けやすい体制作りを行っていく予定です。問題の緊急性等を踏まえて対応を検討し、改善に努力します。
・生物の専門書が蔵本にあることが多く、不便なので常三島にも置いて欲しい。(工学部) ・蔵本分館備付で本館から利用のあったものを中心に、今後本館の生物学・生命科学関係図書を充実させていきます。
なお、特に利用したいタイトルがあれば直接リクエストできる「学生用図書購入希望」制度がありますので是非ご利用ください。申込みは図書館カウンターのほかホームページ上でも受付けています。
(http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/apply/stform.html)
なお、近年は図書館のインターネットが充実しており、Web of ScienceやScience Finderを使えば、生命科学分野の最新の文献が即時に入手できますし、蔵本地区にある文献コピーは図書館のHPから依頼できます。
・学内ネットに学外のパソコンからもアクセスできるようにして欲しい。(工学部) ・高度情報化基盤センターで「SSL-VPNサービス」を実施しています。詳細は次のとおりです。
・導入時期:平成17年度末(平成18年3月)導入
・周知方法:教育用計算機HP及び「利用の手引き」に記載
・教育用計算機(HP:http://www.stud.tokushima-u.ac.jp/)
上記HPは、センター教育用端末(Windowsのみ)のWEBブラウザ(firefox)を起動した際の標準のHPとしています。
・学生の数に対して、駐輪場の数、講義室の数が少ないように思う。(工学部) ・講義室については、現在ある教室しか使用できませんが、より広い教室を確保できるように努力したいと思います。再受講生が多くて人数が増えているケースが多いので、必ず規定の学年で合格する様、学生一人一人に努力してもらいたいものです。
駐輪場については、前年度は工学部北側のバイクの屋根付き駐輪場を整備しました。自転車用の屋根付き駐輪場も整備していくように考えていますが、予算の 関係で徐々にしか進んでいないのが現状です。現在、常三島キャンパスの再開発を学生が主体の組織にて検討中です。(組織名:常三島 施設将来構想 WG;TOP-planners)
進路・就職活動について
・自分のいる研究室については、進路・就職活動は満足できる範囲と思う。学生が希望する大学院進学、編入学、就職はとりあえずできている。ただ、全体での 進路指導は個々の学生の目指すレベルが異なるので、役に立っているか分からない。やはり、個々の教員が自分の研究室の学生に合わせた進路指導をするのが良 いと思う。(総合科学部) ・就職指導に関しては、企業の採用情報、公務員や教員の採用に関する説明会、就職ガイダンス、業界研究、(個別または合同)企業説明会、キャリア支援セミナーなどがあります。それらを参考に、指導教員との具体的個別の相談をされるのがよいと思います。
大学院進学などに関しては、指導教員がもっとも的確な判断指導が出来ると思います。
ただし、進路の決定はあくまで個人の意思によるものですから、他人任せでは困ります。1次情報をキャリア支援セミナーや就職ガイダンスなど支援室の提供 するもので得て、次に、必要ならば先生の助言を参考にして進路選択をし、企業説明会や公務員・教員説明会などで詳しい情報を得ながら、実際の就職活動や勉 強・対策を進めるというのが、大まかな指針ではないでしょうか。
・研修医後の進路、就職について、研修医で他県に行っても相談しやすいような環境を作ってほしいです。(歯学部)
・他県で研修を受けられた先生方の話や、その後の話(大学院など)も含め、生の話が聞ける場がもう少しあればと思います。(歯学部)
・毎年、12月頃に進学・就職ガイダンスを実施しており、研修医の体験談、研修終了後の進路選択、大学院進学の説明会を行います。(先輩等からの説明)
・3年次のはじめくらいには研究室配属に向けての説明・紹介又はある程度の配属決定を行った方が良いと思う。4月ギリギリに短期間で決めろと言われ、最終的に成績でも決まらない場合にじゃんけんで決めるのはかなりおかしいはずだ。(工学部) ・研究室配属については、工学部各学科で独自に対応していますが、学生が少しでも納得し、研究活動が出来るよう今後検討が必要と考えています。じゃんけん 等については、教員からの指示は出されておりませんが、学生同士で調整した場合に生じたことと思います。このことも含め今後の対応を検討いたします。
その他
・去年の卒業式で、総合科学部の学生は会場の裏から退場させられたと聞いた。また、他学部の学生同士で写真を撮ったり、会話をする時間もないそうである。 卒業式は大学で出会った友人達と出会う最後のチャンスなので、時間をとれるよう考慮していただきたい。このままでは、卒業式に参加せずに会場前に集まる学 生が増えると思う。(総合科学部) ・本学の卒業(修了)式は「アスティとくしま」で挙行されています。例年、学生をはじめ多数の関係者が出席しますので、当日の会場周辺は大変混雑していま す。特に最近は、本学学生による、周辺の店舗等への営業妨害となるような無断駐車があり、非常に厳しいクレームが出て来ており、会場周辺の店舗等の駐車場 にはガードマンを配置して無断駐車の取り締まりを行い、かつ「アスティとくしま」への乗用車の乗り入れを禁止していますが、相変わらず無断駐車が行われ、 このままでは「アスティとくしま」の借り入れができなくなるおそれがあります。
このため、平成18年度から式後の会場から各学部等への卒業(修了)生の移動については、貸切バスを配車しました。
ついては、卒業(修了)生を歓送しようとする在学生も以上のことを認識し、会場へは行かず、各学部等のキャンパスにて祝福するよう、ご協力をお願いいたします。
・先生が、会議、講義、実習で、研究室を空けることが多い。週に7~14コマも空けられると、動物や細胞を扱う実験の場合、実験が3~4週間は空いてしま う。それから必修科目の先生が3年前に死去されてから、そのままになっている。先生に聞いたら、役員会が人事を認めないから補充は無理と言われた。来年も いないので、必修科目の先生が4年もいない状態をどのように思いますか。(総合科学部) ・教育現場である大学の使命は「人づくり」であり、我々教員は教育に精魂を傾けていますが、講義・研究指導以外に多くの業務があることをご理解いただきたいと思います。
新たな教員採用が必要なことは痛感していますので、現在も鋭意努力しています。
・歯学部では年に2回程、学部長をはじめ副病院長や学務や教務などの人々と各学年の代表者が意見を言い合う場があり、学生にとって自分たちの意見や要望が直に伝える事ができる非常に重要な場であると思います。ぜひ今後も続けて頂きたいと思います。(歯学部) ・毎年、7月、2月頃に学部長等と学生総代との懇談会を実施しており、今後も、学生からの意見、要望等を聞く機会を設け、学生の就学等に役立てていきます。
・薬学部にあるスタジオプラザは、共通の施設であるにもかかわらず、イスやソファなどで寝ていたり、飲み食いして散らかして、まるで自分の家と勘違いしている人が多いので、その辺りの規制をしていただけたらなと思います。(薬学部) ・学生全員との話し合いが必要と思います。規制をすることは可能ですが、まずは学生自身も気がついたとこらから自主的に美化に努めてほしいと思います。
・身体等に障害のある学生を受け入れるのであれば、それなりの対応と対策が必要であると思う。また、障害学生に対するサポートだけでなく、一般学生に対するサポートも十分に行わなければならないと思う。(工学部) ・身体等に障害のある学生へのサポートは、各学科の学科長、学級担任、学生委員及び学生相談室職員が連絡を取りながら対応していきます。また、今年10月 から保健管理センターに新しく専門の教員(医師)が配置されましたので、その先生とも相談しながら対応していく予定です。
一般学生に対するサポートは、学科の学級担任や学生委員だけでなく、学科全体でサポートする取り組みをしていきたいと思います。
なお、全学的な対応として、「徳島大学障害学生の修学等の支援に関する規則」を新たに制定し、身体等に障害のある学生を入学前から卒業に至るまで支援する体制を整備する予定です。