がんプロフェッショナル養成プラン

中国・四国広域がんプロ養成プログラム
― チーム医療を担うがん専門医療人の育成 ―

趣旨・組織

がんは、わが国の死亡率第1位の疾患ですが、がんを横断的・集学的に診療できる専門家が全国的に少なく、その養成が急務とされています。また、近年の高度化したがん医療の推進は、がん医療に習熟した医師、薬剤師、看護師、その他の医療技術者等(コメディカル)の各種専門家が参画し、チームとして機能することが何より重要です。そのため、がん医療の担い手となる高度な知識・技術を持つがん専門医師及びがん医療に携わるコメディカルなど、がんに特化した医療人の養成を行うため、大学病院等との有機的かつ円滑な連携のもとに行われる大学院のプログラムが「がんプロフェッショナル養成プラン」です。

中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム組織体制

概要・特色

本プランは、中国・四国8つの大学が一つのコンソーシアムを作り、各大学院にメディカル、コメディカルを含む多職種のがん専門職養成のためのコースワークを整備し、これに地域の28のがん診療連携拠点病院が連携することにより、広い地域にムラなくがん専門職を送り出すプログラムです。がんに関わる多職種専門職が有機的に連携し、チームとしてがん診療ならびに研究にあたることができるよう職種間の共通コアカリキュラムの履修を出発点として教育研修を行います。また、国内外のがんセンターと連携し指導的ながん専門医療人養成のファカルティ・ディベロップメントを連動させ、がん専門職養成の教育能力を強化します。こうして専門的臨床能力、チーム医療や臨床研究の能力をともに身につけたがん専門職が数多く輩出されることにより、地域におけるがん治療の均てん化、標準化が期待されるとともに、臨床研究の活性化が期待されます。

中国・四国全域に広がる拠点病院

養成計画
大学院がん専門医療養成コースと施設名

参加大学の特性、専門性を活かした大学院を軸に、メディカル、コメディカルのがん専門医療人養成コースを設定し、共通カリキュラム[臨床腫瘍学]を必修させ、大学病院がんセンターでの演習(Cancer Board、外来化学療法センター、緩和ケアチームなど)への参加を多職種によるチーム医療として役立てる。また、臨床研究方法を理解し実践できる人材を育成し、地域でのがん診療の均てん化に役立てる。

 

がん医療に携わる専門医師養成コース

大学院、大学病院および連携病院にて、臨床腫瘍学会、放射線腫瘍学会等の定める専門医資格の取得を目指して必要な研修項目を履修します。がん化学療法、放射線治療、緩和ケア全ての研修を積み、他職種との協働を通じたチーム医療研修を行います。さらに研究方法論を学び、自ら臨床研究やトランスレーショナルリサーチを行って、その成果により学位を取得します。このようにして次代のがん臨床研究と診療を担う臨床腫瘍医を養成します。

がん医療に携わるコメディカル養成コース

薬剤師、着護師、診療放射線技師、管理栄養士等の資格をもち(医学物理士コースは除く)一定の実務経験を有する専門職を対象とし、日本病院薬剤師会、日本看護協会、日本医学放射線学会の定めた課程を大学院において履修します。さらにがん治療の基礎および化学療法、放射線療法、緩和などの臨床腫瘍学を他職種とともに履修し、チームによる実習・研修を行います。各大学院の定めた単位を取得し学位および専門資格を取得します。

がん医療に携わる専門医師等の研修(インテンシブ)コース

既にがん以外の学会認定資格等を取得している医師等を対象に、生涯教育の一環として、がん薬物療法、放射線治療、緩和医療等の最新の知識と技術の習得を促します。また、すでにがん臨床の経験ある人を対象に、指導的人材の養成も視野に入れて、高度先進的がん医療の情報ならびに実習の機会を提供してがん専門資格の維持・取得を促し、リアルタイムにがん医療水準の向上を図ります。

最終更新日:2011年3月18日